月曜祝日の東京メインは2歳重賞「東京スポーツ杯2歳ステークス」です。昨年の勝馬コントレイルはその後のホープフルSを制し、今年は三冠を達成。2017年の勝ち馬ワグネリアンは翌年のダービーを優勝し、2016年の2着馬スワーヴリチャードも翌年のダービーで2着に入線し、その後は大阪杯を優勝するなど、過去の好走馬がクラシックや後のG1戦線で活躍しています。今回は、出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみたので、各馬を考察してみたいと思います。
ダノンザキッド(牡2、安田隆行厩舎)
6月に阪神の1800mでデビューしたジャスタウェイ産駒のダノンザキッド。そのデビュー戦は中団から進め、直線は内に切れ込んで軽く仕掛けられると、鋭い反応と伸びで残り1Fは流し気味ながらも後続に3馬身差を付けて圧勝しました。その2着馬ワンダフルタウンは次走をレコード快勝し、続く萩Sでも3着に好走。3着馬テンバガーも次走快勝と、非常にレベルが高い一戦であったことが分かります。500kg近くの馬格があるジャスタウェイ産駒、母はフランスG1・2着馬と血統背景も優秀で、G1での活躍も大いに期待される1頭です。
ドゥラヴェルデ(牡2、木村哲也厩舎)
7月に新潟の1800mでデビューしたドゥラメンテ産駒のドゥラヴェルデ。そのデビュー戦はスタートこそ遅れましたが、二の脚で中団へ上がると、直線は外へ出して馬群を抜け出すと、3馬身差を付けて快勝しました。前半がかなりスローでしたので勝ちタイムはそこまでですが、馬群を割れる器用さと鋭い脚を持っており、スムーズな展開なら時計はさらに詰められそうな気配を感じました。決め手勝負でも好勝負出来そうで、期待度は高い1頭です。
ジュンブルースカイ(牡2、友道康夫厩舎)
9月に中京の2000mでデビューしたドゥラメンテ産駒のジュンブルースカイ。そのデビュー戦は先行馬を見ながら好位から進め、緩やかなペースの中流れに乗って直線抜け出し先行に立つと、後続を寄せ付けず快勝しました。続く萩Sでは中団から進めて直線は外へ出し、内目から上がっていき2着確保という内容でした。5番人気と低評価でしたが、コースロスがない上手い立ち回りで好位からしっかりと押し上げて僅差の2着は好内容です。先々が楽しみな好走だっただけに、重賞でも期待です。