秋の大一番「ジャパンカップ」へ向けて各馬が1週前追い切りを終えてきた。今回は追い切り映像やタイム、中間の内容などから総合的に好調馬を判断し、現時点での評価が高い馬を3頭ピックアップしてみた。
デアリングタクト(牝3、杉山晴紀厩舎)
11/18(水)栗東・CW(良)6F81.3-5F66.0-4F51.3-3F37.7-1F12.0(馬なり)
松山弘平騎手を背に栗東CWコースを単走。終始馬なりで折り合いもしっかり付いていたが、前向きさもありバランスの良い走り。直線も持ったままでコントロールの効いた走りながら1F12.0と好時計をマーク。11日には坂路で4F55.6-1F13.1、15日には4F56.5-1F13.6を楽な手応えで出しており、帰厩してからは順調な動きを見せている。
サートゥルナーリア(牡4、角居勝彦厩舎)
11/18(水)栗東・CW(良)6F83.7-5F66.9-4F51.2-3F37.2-1F11.2(馬なり)
池添謙一騎手を背に栗東CWコースを単走。序盤はゆったりと折り合いに専念しながら進め、じわじわとラップを速めていき、直線は序盤でしっかり脚を溜めた分鋭く伸びてラスト1Fは11.2の好時計をマーク。前走宝塚記念の1週前は併せ馬だったが、今回は単走の分リラックスした走りができている。新コンビを組む池添騎手とは13日に初コンタクトを取り坂路で4F59.0-1F14.5をマークする軽い内容。1週前にはしっかりラストで追われてコンビの感触も良化してきている印象。
ユーキャンスマイル(牡5、友道康夫厩舎)
11/19(木)栗東・坂路(良)4F53.8-3F39.1-2F25.7-1F13.0(馬なり)
栗東坂路を単走。力強いフットワークで外ラチ沿いを進め、直線もクビを低く良いリズムで駆け上った。序盤から気持ちが入っており、気合いを付けられてからの反応も良く、キビキビとした動きを披露した。前走の1週前は栗東CWで6F83秒3-11秒8と速い時計をマークしたが、今回は時計こそ劣るも動きからは一度使った上積みが感じられた。キャリア最長の半年の休み明けを使われ、動きは良化してきた印象。