11月29日に東京競馬場で開催されるジャパンC(G1、芝2400m)の指定席の抽選が22日に締め切られ、4384の席数に対し、5万587人の応募があったことが明らかになった。ジャパンC当日の指定席は、JRAカード会員は11月13日~11月17日まで、一般会員は11月19日~11月22日までとなっていた。
例年ジャパンCの指定席の倍率は10倍程度と言われており、今年は11.5倍のプラチナチケットとなった。ここが引退レースとなる史上初の芝G1・8勝馬アーモンドアイ(牝5)、史上3頭目の無敗牡馬3冠馬コントレイル(牡3)、史上初の無敗牝馬3冠馬デアリングタクト(牝3)のJRA史上初の3冠馬3頭の対決が実現されるということで多くの注目が集まっている。
指定席のみの有観客競馬開催は先月から開始されているが、デアリングタクトが3冠を達成した秋華賞は778席に対して1万1501人で14.8倍。コントレイルが3冠を達成した菊花賞は778席に対して1万7940人で23.1倍。アーモンドアイが出走した天皇賞・秋は1047席に対して1万9792人で18.9倍だった。応募者はこの3戦に比べて3倍近く増えたが、入場制限緩和に伴って席数が増えたことで当選確率は上がった形だ。
それでも当選確率はレースで言えば中穴の対象馬券を当てるほど難しい確率。馬券的中のために運を取っておきたいというファンは、ここはおとなしくテレビ観戦しておいた方がよそうだ。
参考:JRA