【香港マイル2020予想】香港のマイル王者決定戦!アドマイヤマーズやゴールデンシックスティなど出走予定馬を考察

暮れの香港競馬のビッグイベント「香港国際競走」がいよいよ開催です。香港のマイル王者を決める一戦は「香港マイル」。2015年は日本馬のモーリスが優勝し、昨年はアドマイヤマーズが優勝と近年は日本馬の活躍が目立っている香港のマイル王者を決める一戦です。日本馬との相性が良く、今年も多くの日本馬が参戦します。今回は出走予定馬の中でも上位人気が予想される前評判の高い馬を3頭ピックアップしてみました。

アドマイヤマーズ(牡4、友道康夫厩舎)

昨年の香港マイルの覇者・アドマイヤマーズは連覇を狙って今年も参戦。今年は安田記念・6着、秋はスワンSとマイルCSでいずれも3着と勝ちきれない競馬が続いていますが、安田記念は始動戦のドバイターフが開催中止となった影響で間隔が開いてしまい、1400mのスワンSは休み明けで距離不足、マイルCSは不向きな瞬発力勝負と今年は自分の競馬が出来ていない印象です。もともと叩き良化型ですし、上積みが見込めてしっかりここへ向けて調整してきている今回は連覇も十分に期待できそうです。

ゴールデンシックスティ(セ5、K.ルイ厩舎)

現在10連勝中と飛ぶ鳥を落とす勢いのメダグリアドーロ産駒・ゴールデンシックスティ。今年3月に史上2頭目の「香港4歳クラシック」3冠馬に輝き、今シーズンも始動戦のG3セレブレーションカップで初対戦となったビューティージェネレーションを撃破し、その後もG2のシャティントロフィーとジョッキークラブマイルを制し、三冠達成後に重賞3連勝と絶好調。対ビューティージェネレーションでは4.5kg以上軽いハンデだったこともあり、G1初挑戦という中で定量で戦う今回は試金石となりそうです。

ワイクク(セ5、J.サイズ厩舎)

昨年の香港マイル・2着のワイクク。4月に行われたG1チャンピオンズマイル・3着以来の実戦ということで、しっかり使われながら臨んだ昨年とは打って変わって今年は直行ローテーションで臨みます。昨年は外枠から好スタートを決めるも下げて後手後手の競馬ながらも2着には好走。近2戦はビューティージェネレーションに連敗中ですが、その前は4戦連続でビューティージェネレーションに先着しており、能力の高さは十分に証明できています。“マジックマン”モレイラ騎手とのコンビで昨年2着の雪辱を果たせるかに注目です。