2020年の競馬も残すところあと2週。2020年のJRAラストを飾る重賞は、暮れのグランプリ「有馬記念」(12月27日、中山・芝2500m)だ。2017年以降はG1へ昇格したホープフルSが「年内最後のG1レース」となっていたが、久しぶりに有馬記念がかつての称号を取り戻し、中央競馬の一年を締めくくる形となる。
「1年の締めくくりは有馬記念で」というくらい年末の風物詩として国民的人気を誇っていたレースだけに、今年限定ながらも“年内最後”の称号を取り戻したことに歓喜したファンは多いはず。新型コロナウイルス関連の騒動をはじめ今年は様々な出来事があったが、“以前の状態に戻る”という意味合いを込めて馬券を買うのも面白そうだ。
その有馬記念の最終登録馬が14日に発表された。ファン投票による優先出走があるのはクロノジェネシス・ラッキーライラック・フィエールマン・キセキ・ワールドプレミア・ブラストワンピース・ユーキャンスマイル・カレンブーケドール・ラヴズオンリーユー・ミッキースワローの10頭。フルゲート16頭に23頭が登録しており、優先出走権がある10頭を除いた残る6頭は現時点の賞金順でオセアグレイトまでが出走可能となっている。
23頭の登録馬中20頭が重賞ウィナー、G1ウィナーは8頭と今年も豪華絢爛な顔ぶれ。出走馬決定順は下記の通り。
■ファン投票優先出走(ファン投票順)
- クロノジェネシス:1位
- ラッキーライラック:2位
- フィエールマン:4位
- キセキ:6位
- ワールドプレミア:9位
- ブラストワンピース:10位
- ユーキャンスマイル:17位
- カレンブーケドール:19位
- ラヴズオンリーユー:24位
- ミッキースワロー:25位
■出走可能圏内
- サラキア
- オーソリティ
- ペルシアンナイト
- バビット
- モズベッロ
- オセアグレイト
■除外対象馬
- クレッシェンドラヴ
- トーラスジェミニ
- ディープボンド
- アールスター
- ラストドラフト
- サンアップルトン
- ブラックホール
参考:JRA