2歳マイル王決定戦「朝日杯フューチュリティステークス」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきた。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみた。

モントライゼ（牡2、松永幹夫厩舎）

12/16（水）栗東・CW（良）6F82.2－5F66.1－4F51.9ー3F38.5－1F12.4（馬なり）

C.ルメール騎手を背に栗東CWを単走。序盤はゆったり進め、徐々にスピードアップしていき、ラスト1Fは12.4と鋭く伸びてフィニッシュ。道中の折り合いもしっかり付いており、出し過ぎないように抑えを利かせながらという内容。前走の最終追いも同じコースだったが、1秒ほど時計を縮めており、坂路で行った1週前も前走時よりも2秒ほど速かった。前走を叩いた効果はありそうで、上積みも十分見込めそうだ。

ショックアクション（牡2、大久保龍厩舎）

12/16（水）栗東・坂路（良）4F52.8－3F38.0－2F24.3－1F11.9（馬なり）

栗東坂路を単走。全体時計は平凡も、ゴール前は鋭く反応して伸びてラスト1Fは11.9の好時計をマークし、抜群の瞬発力を披露した。追えば動くタイプの馬で、今回はしまいだけ追う馬なりの調教。1週前は戸崎圭太騎手を背にCWを3頭で併せ、強めに追われて6F82.7－1F12.2をマークし最先着を果たした。約3ヶ月半ぶりとなるが、しっかり乗り込まれて仕上がっている印象。

バスラットレオン（牡2、矢作芳人厩舎）

12/16（水）栗東・坂路（良）4F53.6－3F39.0－2F24.6－1F11.9（馬なり）

坂井瑠星騎手を背に栗東坂路で2頭併せ。僚馬ラインオブダンスを内から追走し、騎手が軽く仕掛けると鋭く反応してラスト1Fは11.9の好時計をマークして相手を2馬身突き放した。最後の動きにはキレがあり、フットワークも軽快そのもの。中2週というローテーションもちょうど良さそうで、仕上がり具合は良好と言えそうだ。