【中山大障害2020予想】タガノエスプレッソやメイショウダッサイなど出走予定馬を考察

迎える暮れの大一番、グランプリ前に行われるのは障害界の総決算「中山大障害」です。暮れの中山競馬を彩る障害のビッグレースとして多くのファンに親しまれているG1競走です。今回は出走予定馬の中でも上位人気が予想される有力馬3頭をピックアップしてみました。

タガノエスプレッソ(牡8、五十嵐忠厩舎)

2走前の阪神ジャンプS、前走の京都ジャンプSを制し、現在障害重賞連勝中のタガノエスプレッソ。阪神ジャンプSではレコードタイムで快勝し、京都ジャンプSでは絶対王者のオジュウチョウサンを破る大金星を挙げ、新たな障害界のスター候補として注目を集める1頭です。昨年障害に転向し、初めは伸び悩んでいましたが、今年の春から飛越が上達し、馬が覚醒した感があります。オジュウチョウサンが回避となったここはこの馬が主役となりそうです。

メイショウダッサイ(牡7、飯田祐史厩舎)

昨年の中山大障害・3着のメイショウダッサイ。今年は中山グランドジャンプでも2着に好走しており、中山は得意な舞台。障害は未勝利を勝ち上がってからは一度も馬券を外しておらず、崩れない先行力と飛越の巧さで安定して馬券に絡んできます。好位追走から最後の障害で抜け出して上位争いへ、というのがこの馬のお決まりパターン。中山グランドジャンプではオジュウチョウサンに敗れましたが、同馬不在のここは上位必至でしょう。

シンキングダンサー(セ7、武市康男厩舎)

昨年の中山大障害・4着のシンキングダンサー。中山大障害は今年で4度目の大ベテランですが、過去3戦はいずれも4着と勝ちきれない競馬が続いています。4月は不良馬場で行われた中山グランドジャンプに出走し4着と崩れずに走っており、安定感があります。今回は長期休養明けの一戦となりますが、上位勢に破綻があれば馬券圏内を狙える存在なだけに、警戒しておきたい1頭です。