【神戸新聞杯2016予想】夏の成長で逆転も?!ナムラシングンがサトノダイヤモンドに待ったをかける!

秋の大舞台である菊花賞に向けて非常に重要な一戦となる神戸新聞杯。昨年はリアファルとリアルスティールがワンツーを決めて、後にG1でも活躍する馬へと成長した出世レース。そして、過去の勝ち馬にもローズキングダムやオルフェーヴル、ゴールドシップにエピファネイアと錚々たるメンバーが揃っている。また、夏の上がり馬や春の実績馬の実力差を正確に見極めるチャンスでもある。したがって、今回は夏に大きく成長したナムラシングンの買える理由を紹介し、圧倒的1番人気が予想されるサトノダイヤモンドと比較した上で見ていきたいと考えている。ぜひ、読者の方は以下の点を参考にして頂いた上で、前日予想にお役立て頂ければと思う。

さて、今回注目すべき馬は①ナムラシングン(池添騎手)と②サトノダイヤモンド(ルメール騎手)、③エアスピネル(武豊騎手)であろう。

まずはそれぞれを順に追って紹介していきたい。1頭目の①ナムラシングンは春の若葉S2着から皐月賞に進み、不利を受けながらも7着に健闘した。また、ダービーをパスし、8月の信濃川特別をフレグモーネで回避したが、翌週の宮崎特別で2着以降を突き放す圧巻の競馬で勝利。春はやや上位の馬に力負けした印象も、夏を越えて馬体重と共に一段階成長した1頭である。次に、②サトノダイヤモンドはニエル賞を制覇したマカヒキ相手にダービーにてハナ差の2着。デビュー5戦で馬券を外していない抜群の安定感のある馬で、自在性のある脚質を考慮しても大きく崩れることは考えづらいだろう。そして、③エアスピネルは皐月賞とダービー2走とも4着。前走は最後の直線でバッタリ止まった感があるが、その辺りがどう出るだろうか。

今回は夏の成長と叩き2走目のナムラシングンを狙え!逆転があるとすればこの馬しかいない!

そこで、筆者が最も注目しているのは①ナムラシングンである。元々内田騎手がわざわざ関西まで駆け付けて乗るほどの期待馬で、ゴールドシップと遜色ないほどの手応えがあると言っていたほど。また、今まで乗った馬の中で5本の指に入ると大絶賛。陣営も晩成タイプであるとこの馬を見込んでおり、春の皐月賞のレースを見てG1でも戦えると好感触を得て、馬体面や成長を考慮した上でダービーはパス。秋の菊花賞に向けて早い段階から照準を合わせていた。また、春の有力馬はほとんどが3ヶ月以上の長期休養明けでのレース。この馬は1回使ったアドバンテージがあり、これからの伸び代が非常に大きい。前走の1000万特別を見ても一皮剥けた印象で、春の実績馬を蹴散らすとすれば、この馬しかいないだろう。

一方で、③エアスピネルに関しては今回あまり買いたくない。前走は完全に距離が影響した止まり方で、同じ4ヶ月休養明けであれば、②サトノダイヤモンドには通用しないであろう。そうなれば、エアスピネルよりはサトノダイヤモンドを絶対的な馬として信頼し、前者に関しては少し評価を落としたいと考えている。

以上、3頭にピックアップした上で、オススメのナムラシングンについて詳しく解説していった。他にも夏の上がり馬であるミッキーロケットや春に善戦したレッドエルディストなど楽しみなメンツが4,5頭揃っている印象である。ただ、やはりサトノダイヤモンドを破る資格があるのはナムラシングンのみ。今後飛躍した競走馬生活を送る為にも大切な一戦となりそうで、サトノダイヤモンドを破った上で大舞台に進みたいところである。ぜひ、読者の方は上記の内容を参考にした上で、サトノダイヤモンドとナムラシングンから美味しい馬券をゲットして頂きたい。