新馬戦を鮮やかな末脚で勝利したプリンシパルスター(牡2)は新潟2歳S(G3)に向けて好調のようだ。
栗東の坂路で併せたのは古馬オープン馬のタイセイファントム(牡7)。全体時計55.9秒、ラストは12秒3をマークし、タイセイファントム馬なりを0.1秒追走し0.1秒先着。新潟の舞台を想定した溜めて弾ける競馬を見せた。全体時計は平凡だが、終い1ハロンはきっちり動いていることから叩いての上積みも期待できそうだ。
新馬戦ではスタートもスムーズに決めて好位につけ、直線を向いてからも前が空いたところで鞍上の戸崎圭太騎手の指示にしっかりと応えて脚を伸ばした。抜けだす瞬間の脚も抜群で、ゴール前は遊ぶ一面も見せたが余裕のある走りでセンスの良さとポテンシャルの高さを感じさせる走りを見せた。
次走の新潟2歳Sでは鞍上は藤岡康太騎手へと乗り替わりとなり、距離もマイルへと延長される。ある程度ペースが流れていた初戦に比べると、新潟のマイルは外回りでスローの決めて勝負となりやすい。どこまで我慢して切れる脚を繰り出せるかがポイントとなるだろう。
素直に動いてくれる馬のようだし操作性はありそうだ。調教を見る限りでもきちんと新潟マイル戦を想定した内容となっているので当日はその成果に期待したい。
ここで結果を残せば先々が明るくなるか。マイルチャンピオンシップ(G1)を2連覇しているダイワメジャー産駒なだけに、マイル戦でどのような走りを見せるか楽しみである。