シーズン最後の2歳G1「ホープフルステークス」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきた。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみた。
ダノンザキッド(牡2、安田隆行厩舎)
12/23(水)栗東・CW(良)6F85.9-5F69.5ー4F53.8-3F39.0-1F11.9(馬なり)
栗東CWコースで2頭併せ。僚馬メイショウウズマサを先行させ、4コーナーで外をまわって内から差を詰めると、直線は持ったまま馬なりで1F11.9の好時計をマークして併入した。1週前は川田将雅騎手を背にCWコースを2頭併せで追い切り、ラスト1Fは鋭く伸びて3馬身以上の差をつけて先着した。追って一瞬で相手を突き放す末脚を見せ、最終でも余裕の手応えで突き抜けた。調教はこれまでも動いているが、今回も時計は速く好内容。仕上がりは万全と言えそうだ。
ランドオブリバティ(牡2、鹿戸雄一厩舎)
12/23(水)美浦・南W(良)5F71.7ー4F56.4-3F41.8-1F12.3(馬なり)
三浦皇成騎手を背に美浦の南Wを2頭併せ。僚馬コスモスケアヘッドを2馬身追走し、外をまわって直線は軽く促されると鋭く伸びて併入。1週前には南Wで三浦騎手を背に強めに追われて5F66.7-1F12.7をマークし、ゴール後もそのまま伸びてしっかり負荷がかけられた。1週前にびっしり負荷がかけられており、最終は全体の時計が平凡だが、折り合い重視のしまい重点という内容で、前半溜めてラストは鋭く伸びるという走りがしっかり出来ている体勢なので、高く評価したい。
シュヴァリエローズ(牡2、清水久詞厩舎)
12/23(水)栗東・CW(良)6F82.7-5F66.9ー4F52.3-3F39.1-1F12.0(強め)
北村友一騎手を背に栗東CWコースを2頭併せ。僚馬ショウナンアイビーを先行させ、4コーナーは外をまわって直線は強めに追われて相手の外から伸びていき、半馬身先着した。1週前も北村騎手を背にCWで追い切り、一杯に追われて6F81.2-1F12.0の好時計をマークし、2週前も同じコースで6F83.7-1F12.3を馬なりマークし僚馬ショウナンアイビーに先着している。中間の調教負荷はメンバーで一番かけられている印象で、攻め抜かれている点は好感が持てます。