【凱旋門賞2016予想】今年は勝てる!?凱旋門賞を勝てる過去最大のチャンス到来!

今週末は国内ではスプリントのG1スプリンターズSが、そして遠く離れたフランスの地では凱旋門賞が開催され、盛り上がりそうな一週間となっている。

とくに凱旋門賞はレース開催日から海外の馬券が買えるようになることに加え(PAT会員のみ)、ダービー馬のマカヒキ(牡3、友道康夫厩舎)が挑戦するということで例年以上に盛り上がりを見せている。日本からの初の凱旋門賞馬誕生を夢見てマカヒキの馬券を買う人も多いのではないだろうか。

もちろん筆者もそのうちの一人である。オルフェーヴルが2着に入着した2013年の凱旋門賞から3年。今年はその時以上に凱旋門賞を勝てる可能性が高い年ではないかと見ている。

というのも、今年は1番人気が予想されるポストポンド(牡5、R.ヴァリアン厩舎)以外は混戦状態。ポストポンドは昨年の夏のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを優勝してから怒涛の6連勝中。この馬が今回最大の脅威と見て間違いないが、他を見てみると実績的にはさほど差がないメンバーという印象だ。むしろダービーを勝っているマカヒキは上位組だ。

有力馬の回避が続出!凱旋門賞を勝てる過去最大のチャンスがまわってきた…!

さらに、有力視されていた馬の回避が続出していることもマカヒキにとって追い風となっている。8戦無敗の仏オークス馬・ラクレソニエール(牝3、J.ルジュ厩舎)は怪我で回避。今年の英オークス馬のマインディング(牝3、A.オブライエン厩舎)も矛先を別路線へ替え回避が決定した。

英国最大のブックメーカーの一つである「ウィリアムヒル」ではラクレソニエールは2番人気の6.00に推されており、マインディングは6番人気の13.00に推されていた。しかし2番人気のラクレソニエールが回避したことでマカヒキが6.00の2番人気まで繰り上がっている(9/27時点)。

卑怯じみたことを言うようだが、強い相手が回避してくれたおかげでこちらが勝利する確率は少し上がった。できれば強いメンバーを相手に勝ってマカヒキの強さをよりいっそう世界に知らしめたいところではあるが、未だ勝ったことのない世界最高峰のレースで勝てるチャンスが少しでも増えたのならそこは何が何でもプラスに替えて勝ちに貪欲になっていただきたい。

今年はロンシャン競馬場の大幅な改修工事により、シャンティイ競馬場での開催となる。凱旋門賞の前哨戦であるニエル賞を勝ったことも大きいだろう。同じコース条件であるシャンティイ競馬場の2400mを余力たっぷりでクリアできたことは大きなプラスだ。5頭立ての少頭数ではあったが、慣れない地の調整は今のところ順調に進んでそうだ。

開催競馬場が変更された上に、有力馬がどんどん回避する今年の凱旋門賞。もちろん他の馬にとっても条件は同じだが、このチャンスを是非とも日本のマカヒキに掴んでもらい、初の凱旋門賞制覇を成し遂げてもらいたい。当日はマカヒキの単勝馬券をたんまり勝って応援したいと思う。

凱旋門賞は日本時間10月2日(日)、23:05発走予定。