馬券を買うと言う事は金額が多い少ないに関係なく勝負をすると言う事になる。勿論1レースで馬単3頭ボックス100円の300円であれば勝負とは流石に言えない。しかし、馬券を買った以上どんな配当の馬券が的中するのかは、その人のセンスによる。競馬の後はタラレバを言いたくなるものだが、勝負事では禁句である。誰だってタラレバが通用するのなら苦労する事はない。あの時あーしておけば・・・。こんな事は、勝負の世界において一切通用しない。
プロ野球の試合でピッチャーがバッターにホームランを打たれた後に、スライダーを投げとけば良かった。当然こんな話は後の祭り。勝負をすると言う事は実にシビアな事である。あれもダメ、これもダメではないが軸がぶれるとろくな事はない。
基本的に競馬ファンはメインレースに勝負をかける傾向にある。特に日曜日は重賞が組まれているので、そこが1番の勝負のレースとなる。相手関係が比較的はっきりしている重賞競走は絶好の狙い目。ここで予想を難しくさせるのが、突然激走する穴馬の存在。
この穴馬を見抜く事が出来れば、かなり的中馬券に近づく。毎週末の重賞が順当決着に終わる事のほうが少ない。どこに波乱が起きるのかしっかり抑えておくかが勝利への最短切符。単勝・複勝で見れば多数派の順当決着も、連対で見れば少ないのだ。堅く決まったレースは仕方ないものと割り切る位が勝負師には必要だ。