【加付式“連番の法則”】中山金杯など先週の回顧・検証

昨年の開催最終日から新年の開幕日までの間に、ラッキーライラックが引退したのに続いて、2017の最優秀ダートホースのゴールドドリーム、GⅠ2勝を挙げたノームコアも引退を表明。昨年までのGⅠ戦線活躍馬が、アーモンドアイをはじめ次々と繁殖入りし、競馬界はまた新たな時代へと突入した。

そして迎えた2021年開幕の「金杯」開催日。新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、昨年春以来となる「政府の『緊急事態宣言』検討」のニュースが走り、「発出ほぼ確定」との報道がされるとJRAからも「1月9日からの3日間開催において中山開催は無観客で行う」とのアナウンスがなされた。首都圏でのパークウインズ、ウインズ、ライトウインズ、エクセル、J-PLACEについても勝馬投票券の発売が中止される。なお、中京競馬については当初の予定通り「入場者限定」での有観客で行われる。16日以降の対応については、後日改めて発表される。

恒例の中央競馬開幕を告げる名物重賞の東西「金杯」が、中山・中京で行われた。「中山金杯」は、1番人気のヒシイグアスが勝利し、3着には11番人気の小波乱となったが残念ながら法則外決着。しかし、京都改修中のため中京で行われた「京都金杯」では2着こそ2番人気ピースワンパラディが入ったものの、12番人気のケイデンスコールが勝ち、3着にも14番人気のエントシャイデンが入り、開幕重賞から連番の法則「ALL連番」で100万馬券の出現となった。

2021年開幕日の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

1月5日
-中山中京合計出現率(%)
ALL連番12312.5
一組連番381145.8
同番30312.5
合計710--
出現率(%)58.383.3--

※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント

開幕の単独開催日は2場開催の計24レースで、「一組連番」の出現数が計11レース。「ALL連番」「同番」がともに計3レースという極めて平均的な法則出現回数となった。場別で全体的に見ても「58.3%~83.3%」と平均的な高出現率を記録して2021年をスタートした。

中山では平均より少な目の「一組連番」となったが、中京は6連続を含め12レース中8レースと多数決着。中山では回数こそ3回であったが、内2回は10万超の高額配当。中京では8回中7回の万馬券で2回の約20万高額を記録。開幕日、中山では「高額配当率」、中京では「出現率」で高いパーセンテージを残し、どちらでチャレンジしても一発回収の魅力は味わえたのではないだろうか。

昨年終盤には異常とも思える高確率出現を記録した「同番」だが、開幕週は中山・中京で大きな偏りをみせた。中京では0回と不発に終わったが、中山では3回の固め打ち出現。3回すべて1番人気との「同番」ながら、万馬券に届かなかったのは1回のみ。1回は3連単4万、残る1回は3連複2.6万、3連単33万の高額となった。さらに高額を含む2回の「同番」は、昨年末から狙う際の傾向として記した「2レース連続『同番』決着」となり、2レース目の第9Rで高額33万。第8Rでの「同番」出現から傾向で第9Rに1番人気との同番を狙った方には、一発回収出来たのではないだろうか。今年も傾向などを参考に是非チャレンジしてほしい。

コラム開始以来最もお勧めの「ALL連番」は、前記メイン重賞「京都金杯」でさっそく炸裂した。2場全3回の残る2回は万馬券にこそ届かなかったが、いずれも上位人気からの同枠絡みALL連番。万馬券には届かずとも60倍、70倍配当を極少投資で手にできたはず。そして昨年来メイン重賞での法則率は一層高いと示してきたが、2021年は開幕戦122万配当と大爆発。2番人気ピースワンパラディに「Youtube 実践編」で11番から外の全馬に要注意!とした14番人気を絡めた「ALL連番」での決着となった。今回はやや手広く投資が必要であったかとは思うが、他2組よりも少額投資の法則買いで超高額お年玉を手にできた方にはこれ以上ないスタートとなったに違いない。

「万馬券の宝庫」最終Rは、2レースとも法則決着。1回は「ALL連番」項で記した同枠絡みALL連番の70倍配当で、残る1回が「一組連番」で3連複・3連単ともに万馬券。ただ、最大特徴の「超高額」とはならなかった。通常開催となる今週末からの出現を期待して、「最終R」は思い切り良く狙っていただきたい。