最終登録15頭。フルゲート割れ確実だが、アイルランドトロフィーに限って言えば人気の優劣はつくが、人気程の能力の差はない。一長一短と言ってしまえばそれまでだが、復活劇を鮮やかに決めるのはどの馬か?焦点をここにあてた方が面白そうだ。皆さんの予想スタイルはそれぞれ違うと思う。消去法で消していく人もいれば、ファーストインプレッションを重視する人もいる。予想スタイルが様々あるように、前走思わぬ敗戦を喫してしまった馬の立て直し方は各厩舎ごとによって全く異なる。特に惨敗した厩舎はかなり慎重。馬の体に問題はなくても、惨敗の精神的フォローも重要になってくる。
最終登録のメンバーを見渡すと、前走馬券圏内に来た馬は1頭もいない。人気はあってないような物。そんな中馬名を1頭も挙げないのはつまらないので、何頭か注目馬をピックアップしたので紹介していきたい。
春先から夏競馬まで順調にレースを使われた、シャイニープリンス。福島民報杯を9番人気の低評価を嘲笑うかの如く快勝。続く新潟大賞典でも、8番人気の低評価ながら3着を確保。そして1番人気で迎えた七夕賞では、エンジン逆噴射の9着。七夕賞は長期休養明け3戦目でデキ落ちは否めない。今回は3カ月の休み明け、疲れは抜けきったとみていいだろう。長期休養明け前と同じ位の状態にある。
クラリティスカイはプロキオンステークスでダート適正を確かめたが、4番人気・13着の惨敗。全く良いところなくダートは合わない事が分かった。その後は関屋記念8着、京成杯AH4着と着実に良化中。前走以上は期待できる。
そしてリヤンドファミユ。こちらは言わずと知れた爆弾良血馬。全兄にドリームジャーニー・オルフェーヴルがいる。近走凡走続きもいつ好走するか分からない。こんなレースに破天荒なこの馬にはベストの条件かもしれない。
気になる3頭を書いたが、リヤンドファミユに関してはもういらないだろうと思った方も多いと思うが、こういう時こそ要警戒だ。