20日は大井競馬場ダート1800mで施行する古馬牝馬限定の重賞戦「TCK女王盃」が開催です。2021年に入って最初の交流重賞ということで注目したい一戦です。
なんと言っても注目は昨年の覇者・マドラスチェック。昨年は秋初戦のレディスプレリュードと2戦目のJBCレディスクラシックでいずれも2着に好走しており、大井の1800mは得意舞台。鞍上の森泰斗騎手は2019年のビスカリアでもTCK女王盃を制しており、信頼度の高い騎手です。
直線の長い外回りというコース形態で今年は明確な逃げ馬が不在という状況を鑑みても、ペースはスローになる可能性が高そうで、好位から我慢が利くマドラスチェックにとってこれは絶好の条件と言えるでしょう。不動の軸として最有力視したいと思います。
問題は相手ですが、今回鍵を握るのは“馬場”でしょう。大井競馬は本日18日から開幕。まだ馬場傾向を把握するにはデータが足りませんが、これまでのレースを見ますと、やや前残りの内が重ためという印象です。
引き続き馬場読みは行っていくとして、現段階では天気予報も雨予報は出ていませんので、良馬場で開催されるとするなら注目したいのはローザノワール。
前走のJBCレディスクラシックでは11着に大敗しましたが、好走と惨敗を繰り返す馬なので通常なら割引きも、同馬に関してはそこまで気にしなくても良さそうです。また、一昨年までは好位からの競馬が基本でしたが、昨年は逃げる競馬を頻繁に展開しており、前走もハナを取れなかったことで崩れたという見方が出来ます。
近走の脚質的に勝つか負けるかが極端に分かれるタイプ故買い難いタイプではあるものの、前残りの良馬場という状況で、少頭数でスローペースになりそうな今回はハナを切れれば好勝負する可能性は高いと見ます。
前評判を見る限り、人気的にはある程度妙味のありそうな人気となりそうです。アタマで狙うほど信頼度は高くありませんが、3着内に粘る可能性は十分と予想し、おさえておきたいと思います。