16日、栗東の南井克巳調教師が管理するタマモティータイム(2番人気)が小倉10Rで1着となり、同師は現役44人目となるJRA通算400勝を達成した。翌17日が68歳の誕生日であった南井師にとって、嬉しい誕生日プレゼントとなった。南井師のコメントは以下の通り。
「オーナー、厩舎スタッフ、ファンの皆様のおかげで達成することができました。今後も、さらに勝ち鞍を増やし、大きなレースでも勝利することができるように、一つでも上を目指して頑張っていきたいです。」(JRAより発表)
南井師は80年代はタマモクロスやオグリキャップ、90年代はナリタブライアンで騎手としても競馬ブームを盛り上げた立役者。1989年マイルCSのオグリキャップでバンブーメモリーとの死闘を制した際の“男泣き”勝利騎手インタビューに心を打たれた昔からの競馬ファンも多いはず。
JRAが定めた定年制の70歳まであと2年。“ファイター”南井師の調教師としての活躍を、引退するその日まで応援したい。