JRAは14日、先に発表した「首都圏(中山)開催」に加え、「兵庫県(阪神)、愛知県(中京)、福岡県(小倉)における競馬開催も当面無観客で開催する」ことを発表した。ウインズ等発売施設についても休止を拡大、詳細はJRAホームページをご覧いただきたい。再びの感染拡大の中ではあるが、JRAは昨年に引き続き「競馬だけはなんとしても」のファンの想いに応えるべく、対策をしっかりと講じて開催し続けている。我々競馬ファンも、一人ひとりが感染しない、感染拡大させないよう努めていかなければならない。
翌15日、皐月賞などGⅠ2勝を挙げたサートゥルナーリアの引退、種牡馬入りが発表された。昨秋のジャパンカップ回避に繋がった「故障からの良化は見られるものの実戦復帰は厳しい状況」と見極められた模様で、今後は社台スタリオンステーションで種牡馬となる。通算10戦6勝、父ロードカナロア、母シーザリオという超のつく良血で、半兄にもリオンディーズ、エピファネイアがおり、今後の種牡馬としての期待が大きい。
先週の主なニュース、記録としては「幸英明騎手が史上最速のJRA通算21,000回騎乗達成」の他、節目のJRA通算勝利数として、南井克己調教師が400勝、鈴木孝志調教師が200勝、小野次郎調教師が100勝をそれぞれ達成した。
先週は、土曜のメイン重賞「愛知杯」で「同番」決着から約8万、日曜の「日経新春杯」で「一組連番」から96万馬券が飛び出した。年が明けても、メイン重賞だけでも 連番の法則は数多く出現している。
では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。
- | 中山 | 中京 | 小倉 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 0 | 1 | 1 | 2 | 5.6 |
一組連番 | 7 | 1 | 4 | 12 | 33.3 |
同番 | 1 | 3 | 1 | 5 | 13.9 |
合計 | 8 | 5 | 6 | - | - |
出現率(%) | 66.7 | 41.7 | 50.0 | - | - |
- | 中山 | 中京 | 小倉 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 1 | 1 | 0 | 2 | 5.6 |
一組連番 | 4 | 8 | 3 | 15 | 41.7 |
同番 | 4 | 1 | 0 | 5 | 13.9 |
合計 | 9 | 10 | 3 | - | - |
出現率(%) | 75.0 | 83.3 | 25.0 | - | - |
※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
先週から、中山・中京に小倉開催が加わり、3場開催。2日間計72レースで、「一組連番」が計27レース。「同番」が相変わらずの多発をみせ計10回、「ALL連番」が計4レースの出現となった。場別で全体的に見ると中山は土日とも半数以上の高確率を残したが、土曜中京で「41.7%」、日曜小倉に至っては「25.0%」という見たことのない低確率で、開催の始まった小倉では全体的に回数が少なかった。
「一組連番」は通常最も多く出現する組み合わせだが、土曜中京ではおそらく初の「出現1回」に終わり、これが大きく影響し全体「41.7%」の5割切りの低出現となった。ただ、その反動か日曜中京は12レース中8回を占める巻き返し出現で、第3Rにはお勧め該当5番人気との「一組連番」から3連複68万、3連単390万の超高額配当も輩出。さらに前記のメイン「日経新春杯」でも3連複11万、3連単96万の高額配当を記録するなど好配当も多数記録した。中山では土曜7回、日曜4回、小倉では土曜4回、日曜3回とやや低調ながら10万超の高額配当や「少額投資にお勧め」の同枠・一組連番も中山・小倉の2場だけで計7回と多く出たので、出現レースでの的中確率は比較的良かったのではないだろうか。
昨秋から高確率出現の続く「同番」が、先週も多発。日曜中山に1日4回と集中出現した偏りは見られたが、平均的な1日1回の土曜中山・小倉では、それぞれ1・2番人気との「同番」から10万、60万の高額配当で一発回収の「同番」の魅力は相変わらず。そして、1日4回出現の日曜中山は傾向として記し続けている「2レース連続」が2回の計4回。第3Rに続いての第4Rでの配当は50万、2回目となった第7・8Rこそ18万、1.2万と2レース目の方が配当は低かったが、「出現を確認した次のレースで『同番』狙い」で万馬券、さらには高額配当を手に出来る確率が格段に上がったはずなのである。是非来週以降も、この傾向を活用いただき、取り逃しを減らすとともに一発回収の魅力を味わっていただきたい。
「ALL連番」は、極々平均的な回数であったが、特筆すべきは出現4回すべて同枠絡みで、先週に続いて狙い易さは発揮していた。そのすべてが1・2番人気との「ALL連番」となったので4回中3回は一桁の万馬券であったが、土曜小倉の1回は1番人気との同枠「ALL連番」から3連複20万、3連単64万と大きく跳ねた配当となった。先週も記したが、同枠2騎絡みなら更なる少額投資でこうした好配当を手に出来るので、出現回数の少ない時でも「次だ、次だ・・・」と諦めずに、上位人気馬からチャレンジしていただきたい。
「万馬券の宝庫」最終Rは、6レース中5レースが法則決着。その内万馬券決着は4回で、1番人気との「同番」決着で10万の土曜中山、4番人気との「同枠・一組連番」決着で16万の土曜小倉が高額配当。日曜中山も10万超にはならなかったが「同枠・一組連番」で7.6万とまずまずの高配当と言えた。また、唯一法則外決着の1回には167万の超高額配当も飛び出しており、前週「今年も高確率・高配当『最終R』となると信じて」と書いた通り、さっそく今年も超高額を狙えることはみせてくれたので、最終Rは人気に捉われず思い切り良く狙い続けていただきたい。