シンハライト回避でますます混戦極める今年の秋華賞。また、京都内回りコースにおけるレースで、桜花賞やオークスと比較しても求められる資質が変わってくる一戦。したがって、安易に春の実績馬を信頼するのは非常に危険と言えるだろう。また、最有力候補の1頭として取り上げられていたジュエラーがローズSで大敗。前走の敗因は距離や骨折明けの影響など様々な理由があると取り沙汰されたが明確な敗因はハッキリしていない。さらに、今年は紫苑Sが重賞レースに格上げされ、過去の傾向通りローズS組が絶対的とは言えないメンバー構成。よって、ますます桜花賞馬・ジュエラーの取捨選択が馬券的中に必須となってくるだろう。今回はジュエラーの好走条件と弱点などを全て明確にした上で、今後も使える買い時を紹介したいと思う。ぜひ、読者の方は以下の内容を参考にした上で、ジュエラーマスターになって頂きたいと考えている。
さて、ジュエラー(Mデムーロ騎手)は言わずもがな桜花賞ではシンハライトを破り、シンザン記念2着など素晴らしい実績を残している馬である。しかし、前走のローズSでは勝ち馬に1.6秒離れた11着に敗れた。そこで、前走のレースを踏まえた上で考えられる敗因としては以下の4点だろう。①距離②ポジション③骨折明けなどの体調面④馬場である。
まず、1点目についてはすぐに間違いであると分かるだろう。初戦の新馬戦では相手関係が楽とは言え1800mをこなし、最後の200mのラップなどを見ても止まっているような感覚は全くなかった。 また、1600mでの末脚を見ても距離で大敗するような事は考えられない。そして、③についても若干の影響はあったかもしれないが、調教などを見ても全く不安などはなかった。さらに、軽度の骨折で早い段階から追い切りをしていた事を考慮しても決定打とは言えないだろう。これも大きな敗因理由とは考えづらい。
ジュエラーの弱点とは?!今回の秋華賞はどうすべき?!
となれば、残りは②のポジションと④の馬場が残る。確かに、②については普段差しに徹している馬が前に行くと伸びあぐねることは多々ある。しかし、初戦やチューリップ賞では馬群を経験し、前走も他のレースと比較しても強引にポジションを取りに行った訳ではない。したがって、これも③同様に若干の影響はあったにせよあそこまでの大敗の原因とは言えないはずだ。そうなると、やはり④の馬場説が濃厚だろう。血統的に見れば問題ないが、走り方を見ても軽い走りでローズSは脚元を取られていたようにも見えた。さらに、残り300mの時点で既に手応えがなかったことも説明がつくので、④が敗因の可能性が非常に高いだろう。
では、今回の秋華賞ではどうであろうか。確かに週明けから晴れ模様が続いており、当日は良馬場確実だろう。しかし、秋の京都は特にパワーの必要な馬場状態が多く、ここまで晴れが続くと京都競馬場特有の極端な散水が行われる可能性が非常に高い。ゆえに、発表以上にパワーが求められる馬場で、今のジュエラーには決して向く舞台ではない。また、前走の大敗によってMデムーロ騎手も5〜8番手のような競馬がしづらくなる。そうすれば、短い直線とコーナー4つのコースに苦戦をし、ますます苦しい競馬となるだろう。ゆえに、人気する点から見ても今回のレースではジュエラーを買う要素がない。
以上、ジュエラーを中心に取り上げ、弱点や秋華賞で買えない要素を取り上げた。やはり、前走の敗因は馬場と考えるべきで、今の京都では相当苦しいレースとなるだろう。また、ビッシュも同じで京都に乗り慣れていない戸崎騎手騎乗も不安要素として挙げられる。そうなれば、他の人気薄の馬や先行力のある穴馬にもチャンスが出てくるはずで、大波乱の可能性もある。もちろん、枠順が決まってからになるが、今年の秋華賞は現時点で狙っているエンジェルフェイスともう1頭の穴馬から攻めた予想をする予定である。ぜひ、読者の方も上記の内容を含めてジュエラーの取り扱いには十二分に注意した上で、高配当をゲットして頂きたい。