【アメリカJCC予想2021】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?

古馬の中距離重賞「アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきた。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみた。

サトノフラッグ(牡4、国枝栄厩舎)

1/20(水)美浦・坂路(良)4F51.7-3F38.0-2F24.8-1F12.4(馬なり)

戸崎圭太騎手を背に美浦の坂路で2頭併せ。僚馬オウケンムーンを1馬身先行させ、コーナーで内から並びかけると、直線は馬なりのまま力強い脚取りで登坂しゴール前で交わして半馬身先着。これまでWコースで負荷をかけてくることが多かったが、2週前は坂路で5F51.0、1週前は5F51.3と坂路を中心に調教が行われており、余力を残して臨めそうな気配。最終は馬なりながらも迫力と前進気勢が見られ、近走と違った調整過程がプラスに働きそうだ。

ステイフーリッシュ(牡6、矢作芳人厩舎)

1/20(水)栗東・坂路(良)4F51.9-3F38.1-2F25.1-1F12.6(一杯)

栗東坂路で2頭併せ。僚馬キングスタイルの内を一杯に追われて1馬身先着。鞭も入って一杯に追われ、スピード感溢れる気合いの入った走りを披露した。最終は昨年のアメリカJCCの最終追いよりも速い時計をマークしており、1週前はCWで6F79.6をマークし自己ベストを更新。約3ヶ月ぶりと久々でも元気いっぱいで、休み明けでも力は出せる仕上がりになっている印象だ。

ベストアプローチ(セ7、小島茂之厩舎)

1/20(水)美浦・南W(良)5F70.1-4F55.4-3F40.2-1F12.7(馬なり)

江田照男騎手を背に美浦の南Wで単走。馬場の真ん中を馬なりながらもダイナミックな動きで駆け抜けた。目立った時計ではないものの、体を使えていて柔らかい走りで、動きの良さを評価したい追い切りだった。1週前も江田騎手を背に南Wで追われ、6F85.9ー1F12.3をマークし3頭併せで内に1馬身、外に半馬身先着。勢い付けた外の馬が交わしにかかるも、馬自ら脚色を強めに動かして抜かせなかった。それでもリラックスした走りで伸びやかに動けており、最終も軽快さが目立った。万全の状態で送り出せそうだ。