中京競馬の日曜メインは春の高松宮記念を目指す短距離馬が集結してくるハンデG3「シルクロードS」です。例年京都で行われるレースですが、今年は京都競馬場の改修工事の影響で中京での開催となります。短距離ハンデ重賞という難解な条件ですが、春のスプリントG1高松宮記念に繋がる一戦ということで見逃せない一戦です。今回は中でも人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。
モズスーパーフレア(牝6、音無秀孝厩舎)
昨年のシルクロードS・4着のモズスーパーフレア。昨年は同レース後の高松宮記念を逃げ切って勝利し、G1初制覇を達成。夏は北九州記念で2着に好走し、夏競馬も活躍した生粋の逃げ馬スプリンターです。秋はスプリンターズSで10着と大敗し、可能性を求めての参戦となったJBCスプリントではハイペース逃げで4着に善戦しました。今年は高松宮記念連覇を狙って昨年と同じシルクロードSから始動。斤量を背負うことになりますが、相性の良い中京開催となるのは良さそうです。
ラウダシオン(牡4、斉藤崇史厩舎)
昨年のNHKマイルCを制し、G1初制覇を果たしたラウダシオン。夏は休養し、秋初戦の富士Sでも2着に好走し、マイル重賞戦線で活躍しています。秋2戦目のマイルCSでは15着に大敗しましたが、1200~1400mは全て馬券圏内に好走しているように、本質的にはマイルよりも短距離タイプである可能性が高く、距離短縮のここは巻き返し十分でしょう。中京は昨年のファルコンSの勝利実績があり、東京の好走ぶりからも左回りは問題ないでしょう。ここで結果が出れば高松宮記念への展望が開けるだけに、期待度と注目度の高い1頭です。
カレンモエ(牝5、安田隆行厩舎)
昨年11月の京阪杯で2着に好走したカレンモエ。これまでキャリア9戦中8戦が馬券圏内に好走しており、安定感は抜群です。デビューから一貫して1200mを使っているスプリンターで、安定した先行力が魅力のロードカナロア産駒です。母はカレンチャンで父母ともスプリントG1制覇を果たしている生粋の超良血スプリンターです。満を持しての重賞初挑戦となった前走の京阪杯は2着でしたが、2番手から抜け出す競馬でクビ差の2着は負けて強しの競馬で、ハンデもそこまで背負うことはない今回は重賞初制覇のチャンスは大きいでしょう。
※カレンモエは同レース回避となりました。