今年は例年の京都ではなく、中京で行われるシルクロードS。本番の高松宮記念と同じコースということで、例年以上に本番に直結しやすい一戦となりそうです。
中京適性の高さも重要なポイントとなりそうですが、予想する上でカギとなりそうなのは、ズバリレースの展開を左右する逃げ馬モズスーパーフレアの取捨ではないでしょうか。今年はこの馬に絡んできそうな同系馬がおらず、楽に逃げられそうな気配です。
問題は“馬場”ですが、前が残れる馬場かどうかが最重要ポイントだと思われます。先週の中京は最内と大外が伸びており、今週からコースが変わるなら、伸びない所が最内に変わり、外差し馬場になる可能性は高そうです。
重馬場の高松宮記念を制しているように時計のかかる馬場自体は問題なさそうですが、最内を逃げるスピードタイプなだけに残れない可能性は十分ありそうです。ということで今回はモズスーパーフレアは思い切って消したいと思います。
代わりに推したいのが、昨年のキーンランドC・2着のライトオンキューです。重馬場のキーンランドC・2着とすでに力の要る馬場では実績があり、今の中京は合いそうです。
前走のスプリンターズSは強気に好位から進めましたが、速いペースに巻き込まれて9着に大敗しました。ただ、エンジンがかかってから長く脚を使うロングスプリントの印象が強い馬なので、前走はやや攻めすぎた感があります。また、終始外々を回るロスがありながらの9着でしたし、相手弱化で外差しが利いてくる可能性が高い今回は条件が大きく好転すると見ます。
ということで本命はライトオンキューです。次に相手ですが、有力候補として注目しているのが、エイティーンガールです。
こちらも重馬場のキーンランドCを制しているように、力の要る馬場は歓迎です。時計がかかる馬場の中、後方で脚を温存して最後に弾けるというのがこの馬の好走パターンで、キーンランドCはまさにそんな条件が揃った一戦でした。差し有利の偏りが出れば、この馬にとっては大きなアドバンテージとなりそうです。
ギリギリまで馬場傾向を見て最終的な判断をしたいと思いますが、現時点では本命ライトオンキュー、相手にエイティーンガールという予想で勝負したいと考えております。