2月最初の重賞は名物マイル重賞「東京新聞杯」です。春には東京でマイルG1が3つも開催されるため、マイル路線の馬はこのレースから大舞台へ向けて駒を進めることが多く、今後のマイルG1戦を占う上でも欠かせないレースと言えます。今回は中でも人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。
ダイワキャグニー(セ7、菊沢隆徳厩舎)
昨年のエプソムCを制し、重賞13戦目にして悲願の重賞初制覇を果たしたダイワキャグニー。今年初戦の日経新春杯では馬場が合わなかったことに加えて距離も堪え、12着と大敗しました。東京新聞杯は2018年に3着に好走しており、昨年のエプソムCを制しているように、東京コースは相性の良い舞台です。開幕2週目で痛みのない馬場、距離も一気に短縮されるここは条件好転。逃げ馬候補でもあり注目度は高い1頭です。
ヴァンドギャルド(牡5、藤原英昭厩舎)
昨年の富士Sを制し、重賞初制覇を果たしたヴァンドギャルド。前走のマイルCSは6着に敗れましたが、グランアレグリア、インディチャンプ、アドマイヤマーズといった強力な上位勢を相手に、勝ち馬と0.5秒差、5着サリオスと0.1秒差と健闘しました。昨年の東京新聞杯は出遅れて追走に脚を使ってしまい、伸びずに6着敗退。ゲートが上達してきた今なら好勝負が期待できそうです。
ヴェロックス(牡5、中内田充厩舎)
皐月賞・2着、日本ダービーと菊花賞で3着とクラシックで活躍したヴェロックスも今年で5歳。昨年は中日新聞杯で3着と好走するも、未だ重賞は未勝利という状況です。中距離路線を主戦場としてきましたが、距離短縮に活路を求めて初のマイルに挑戦してきました。また、鞍上には初コンビを組む藤岡佑介騎手ということで、新味を引き出せるかにも注目です。