JRA京都記念(2021)は前残り?先行馬の穴馬はこの馬だ!

開幕週の阪神ということで時計勝負も予想されますが、集まったメンバーを見てみますとキレ勝負には向かなそうなパワータイプが多く揃った印象があります。また、レベル的にも抜けた馬がおらず、どの馬が来てもおかしくないメンバー構成という印象です。

開幕週の速い馬場の内回りで、特別抜けた馬がいるというわけでも無いので、今回はシンプルに前へ行きそうな馬を中心に狙っていきたいと思います。

今回最有力視しているのは、今年で三度目の京都記念出走となるステイフーリッシュです。

2019年は中団から進めて2着、昨年は番手から進めて3着に好走しており、同レースとは相性抜群。今年は阪神での開催となりますが、阪神や中山の好走実績を考えれば、不安視する必要なないでしょう。

また、2200mにおいては抜群に高い適性を持っており、6戦してアメリカJCC・4着以外全て馬券圏内と好成績です。馬場も重たい馬場の方がパフォーマンスは高いですが、高速馬場だった2018年の京都新聞杯や昨年の目黒記念で好走している実績もあるので、対応は十分可能であると考えます。

前走のアメリカJCCでも私の本命馬として紹介させていただきましたが、残念ながら4着敗退。骨折明け2戦目で引き続きベスト距離の2200mが舞台なら巻き返してくれるでしょう。前回のリベンジも兼ねて本命視したいと思います。

次に相手ですが、今回は有力視している穴馬を1頭紹介したいと思います。その馬は、三冠牝馬アパパネの仔・ジナンボーです。

昨年の新潟記念は逃げて2着に粘っており、今回の逃げ馬候補の1頭です。2000mを主戦場としており、距離が1F長い2200mではどうかという不安はありますが、開幕週の馬場はプラスに働きそうですし、前走の天皇賞・秋から相手関係も大分楽になり、斤量も前走からマイナス2kgと好材料も多く揃っています。

あとは乗り方次第だとは思いますが、鞍上は主戦のM.デムーロ騎手から乗り替わりで、初コンビとなる岩田康誠騎手が騎乗。デムーロ騎手との好相性が目立つ印象もありますが、好条件の揃っているここは重賞初制覇の大きなチャンスでもあるので、岩田騎手の好騎乗に期待したいと思います。

人気的にも気楽な立場で臨めるであろう今回は、伏兵として面白い存在になるかもしれません。激走期待の穴馬として注目したいと思います。

ということで今年の京都記念は、本命軸馬にステイフーリッシュ、穴馬にはジナンボーを絶対におさえておくという予想で勝負したいと思います。