【加付式“連番の法則”】京都記念など先週の回顧・検証

14日、JRAは前日(13日)夜半に最大震度6強を観測した福島県沖を震源地とする地震を受け、来場者の安全を考慮し「パークウインズ福島」「ウインズ三本木」「J-PLACE大郷」での営業を取り止めとした。同時に福島競馬場内の天井パネルの落下やスプリンクラーの破損・漏水などの施設被害状況も明らかにした。福島競馬場では15日(月)の払い戻しサービスも中止とし、20日(土)以降の営業については後日、決定次第発表される。

その他、先週一週間の主なニュースとしては以下など。

日本騎手クラブ
昨年来、JRA日本騎手クラブは新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けている人々を支援しているが、新たに3県1市1村に1681万1000円を寄付(各騎手が1回騎乗毎に1000円積み立て)。
クロノジェネシス
ドバイシーマクラシック(UAE・GⅠ)の招待を受諾。クイーンエリザベスⅡ世C(香港・GⅠ)に予備登録。
リスグラシュー
初仔となる「父モーリスの10冠ベビー」牡馬を出産

先週の土日メイン3重賞、殆ど記憶にないほどだが「オール法則外」決着に終わった。

日曜東京「共同通信杯(GⅢ)」では「Youtube実践編」で本命とした4番人気エフフォーリアが重賞初勝利を挙げ、3戦全勝で皐月賞へ駒を進めることに成功。さらに対抗に推した7番人気ヴィクティファルスが2着に入り、馬単・3連複・3連単すべて万馬券となったが、土曜東京の「クイーンC(GⅢ)」、日曜京都の「京都記念」ともども、残念ながら連番の法則とはならなかった。

では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

2月13日
-東京阪神小倉合計出現率(%)
ALL連番00225.6
一組連番10621850.0
同番103411.1
合計1167--
出現率(%)91.750.058.3--
2月14日
-東京阪神小倉合計出現率(%)
ALL連番01125.6
一組連番3551336.1
同番222616.7
合計588--
出現率(%)41.766.766.7--

※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント

先週から関西の開催場が阪神に替わり、東京・小倉と併せた3場開催。2日間計72レースで、「一組連番」が計31レース。「ALL連番」が計4レース、「同番」計10回の出現となった。先週は土日、開催場などにより出現数や配当面などに偏りが見られた。全体的には、出現数・高配当とも土曜に多く、日曜も数的には程々出現したが、配当面での高額はポツポツといった印象。東京では土曜に大爆発の出現率「91.7%」を記録したが、日曜は反動がでて唯一の50%割れ「41.7%」。阪神・小倉は土日とも満遍なく「50.0%~66.7%」といった出現確率を残した。

すっかり通常モードの最も多く出現する組に戻った「一組連番」は、土曜東京で大爆発。12レース中10レースを「一組連番」が占め、10万超高配当だけで4回、5万超も加えると計6回を数えた。お勧めの「同枠・一組連番」も3回出現し、内2回は9万(1番人気との「一組」)と約28万(3番人気との「一組」)の高配当。阪神でも6回の出現で2回の10万超となり、土曜は小倉のみ出現数2回、ともに1桁万馬券と不発に終わった。日曜は、数が激減した東京、数的には5回ずつの阪神・小倉も10万超高配当は1回ずつと全体的に低調で、やはり先週は土曜が当たり日といえた。

そして今週は「一組連番」を少額で狙うヒント、とまで言えるかはデータ不足だが、ここ数週感じていたことをデータにし始め「Youtube実践編」で先んじて申しあげたことを一点記しておこう。それは法則には直結しないが「1番人気3着付け」といった買い方で、出現数が多かった土曜でみると「東京・阪神で各々4レース」「小倉で3レース」と1日12レースの3分の1から4分の1、つまり「25%~33%」程度の確率で出現した。配当も万馬券はもちろん、「1番人気3着の同枠馬が1着」での9万から最高80万まで幅広い。この先もデータ取りを暫く続けるが、「自身の本命を頭に1番人気を3着固定」買いでの一発回収も試してみるのはいかがか。

「同番」は再び増加モードで、全10回出現。土曜阪神のみ出現無しに終わったが、その他満遍なく出現し10万超の高配当も半数の5回を数えた。土曜は小倉で3回と集中出現したが、1回のみの東京でもお勧め3番人気との「同番」から10万配当。小倉は3.5万の他では、こちらもコラムお勧めの3番人気から「同番かつ一組連番」で37万、推奨該当4番人気との「同番」から3連複10万超、3連単70万配当となった。日曜は全場で各2回出現し、すべて推奨人気との「同番」組み合わせ。配当は東京のみ約7万と10万超には一歩及ばなかったが、阪神・小倉では30万、16万と高額配当も記録。この組も一発回収の当たり週と言えた。

前週に続いて、土曜2回、日曜2回の「ALL連番」。土曜は小倉に集中出現し日曜は阪神・小倉で出現、と東京のみ不発に終わった。土曜小倉の2回は配当的にはともに1桁万馬券であったが、ともに「一組連番」で前述した1番人気3着の決着。日曜阪神の1回は推奨末人気の5番人気からの「ALL連番」で22万高額配当。ただ小倉の1回は2番人気との同枠絡みで狙い易かったが、配当的には万馬券に届かず。先週の「ALL連番」は、「数なら小倉、一発回収配当なら阪神」という結果といえた。

先週の「万馬券の宝庫」最終Rは、前週の反動かまったくの不発。6レース中法則決着は2レースのみで1桁の万馬券が1回。法則外の残り4レースでも10万超は1回のみで、残る3回も1桁万馬券2回、万馬券に届かず1回、という結果に終わった。年が明けてから、やや不安定な「万馬券の宝庫」になっているが、まだまだ当面は人気に捉われず積極的に一発逆転!を狙ってほしい。