長距離ハンデ重賞「ダイヤモンドS」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。
ポンデザール(牝6、堀宣行厩舎)
2/17(水)美浦・南W(やや重)5F70.8-4F55.0-3F40.1-1F12.9(馬なり)
美浦の南Wを2頭併せ。先行した僚馬カフェファラオとレインフロムヘヴンの内側からコーナーで差を詰め、直線は持ったままの馬なりで、余力十分に伸びて併入しました。終始手応えは優勢で、追えば弾けそうな気配がありました。1週前はC.ルメール騎手を背に南Wを3頭で併せて、真ん中から進めて5F69.4-1F12.6をマークして1馬身先着しました。2週前は南Wで5F68秒半ばとここでもまずまずの時計を出しており、間にも坂路を取り入れて入念に乗り込まれています。態勢は整ったと見て良いでしょう。
メイショウテンゲン(牡5、池添兼雄厩舎)
2/17(水)栗東・CW(重)6F85.0-5F68.3-4F53.1-3F39.3-1F12.0(馬なり)
栗東CWを単走。馬場の外ラチ沿いを馬なりのまま駆け抜け、直線は軽く追われるとラスト1Fは12.0と鋭く伸びました。1週前はCWを併せ馬で一杯に追われて6F84.5-1F12.5をマークし、2週前も併せ馬でCWで6F62秒後半と、1・2週前は闘争心を出すため併せ馬を消化。最終は単走で終い重点に末脚を伸ばしてとここまで順調に調整が進められている印象です。好仕上がりと言えそうです。
タイセイトレイル(牡6、矢作芳人厩舎)
2/17(水)栗東・坂路(重)4F54.3-3F39.2-2F25.5-1F12.9(馬なり)
栗東坂路で2頭併せ。併せ馬の外から進め、ラストだけ追われて相手に3馬身遅れ。最終はほとんど流すだけのソフトな内容でしたが、1週前には北村宏司騎手を背にCWで一杯に追われて6F79.4-1F13.0の好時計をマークし、自己ベストを更新してきました。また、2週前もCWで6F81秒前半と先週までは意欲的に追われて負荷がかけられているので、問題ないでしょう。長丁場の追い切りとしては上々の内容と見ます。