サマースプリントシリーズ第2戦の「CBC賞(G3)」を制したウリウリ(牝5)は、8/13に放牧から帰厩し、同シリーズの最終戦である「セントウルS(G3)」勝利へ向けて着実に前進してきている。
現在ウリウリはスプリントシリーズで3位にランクインしている。先週札幌で開催された同シリーズ第5戦「キーンランドC(G3)」を牝馬のウキヨノカゼ(牝5)が優勝し、同率3位に浮上した。現在1位には第3戦目の「アイビスSD(G3)」と第4戦目の「北九州記念(G3)」を制し、重賞2連勝を果たしたベルカント(牝4)が君臨している。ウリウリが最終戦であるセントウルSを優勝すれば、G3とG2の2勝で最大ポイントを獲得し、サマースプリントシリーズのチャンピオンに輝く。
今後のローテーションとしてはセントウルSの後に10月のスプリンターズS(G1)へと向かう予定だが、シリーズチャンピオンがかかっているセントウルSは本番のスプリンターズS(G1)よりも力が入っているかもしれない。賞金だけ見ればセントウルSを優勝してシリーズチャンピオンになる方が大きいということもあるし、ここをメイチで仕上げてくる可能性は十分にある。
しかし、同シリーズで首位の目がなくなった馬は後のG1戦線で活躍する可能性も薄いので、なるべく稼げるうちに稼いでおきたいという意欲からここをメイチで臨む馬も多いだろう。決して楽な闘いではない。スプリンターズSへ向けて休み明けで叩いてくる実績馬などもいるが、この段階で目一杯に仕上げてくることはないだろう。地力があるので馬券には絡んでくることがあっても、勝ち切るということについては夏に使われてきた馬の方が有利に思える。
セントウルSはハクサンムーン、ストレイトガールと強敵が揃いそうだが、これまで夏を闘ってきて臨戦態勢が整っているウリウリなら実績馬相手でも十分に勝ち負けするだろう。