牝馬クラシックの第一弾となる桜花賞へ直結する一戦「チューリップ賞」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。
エリザベスタワー(牝3、高野友和厩舎)
3/3(水)栗東・坂路(重)4F56.3-3F40.1-2F25.7-1F12.5(馬なり)
栗東坂路を単走。時計は控えめでしたが、抑えを利かせた馬なりで、課題である気持ちのコントロールを重視した内容の追い切りを消化。真っ直ぐに走れており、フォームもリズムも崩れることなく良い加速ラップを踏めていました。1週前は坂路で4F51.7-1F12.6の好時計をマークし、自己ベストを更新するハードな追い切りを消化しているので、状態は良好と見て良さそうです。
ストゥーティ(牝3、奥村豊厩舎)
3/3(水)栗東・CW(不良)6F85.3-5F69.0-4F53.7-3F39.0-1F12.1(馬なり)
松山弘平騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。僚馬ロードアクシスを2馬身先行させ、コーナーは大外を回って内から並びかけると、直線は早々に抜け出し、重心の低いフォームでしっかり伸びて4馬身先着しました。一歩一歩が力強く、重たい馬場を苦にせず推進力のある走りでラスト1Fは12.1と鋭く伸びました。1週前も松山騎手を背にCWコースで5F67.8-1F12.6とまずまずの時計を出しており、仕上がりの良さがうかがえます。
シャーレイポピー(牝3、石坂公一厩舎)
3/3(水)栗東・芝(やや重)5F65.6-4F48.5-3F35.7-1F11.7(馬なり)
栗東芝コースで2頭併せ。僚馬サンライズカラマを4馬身追走し、直線は内から馬体を合わせると、馬なりのままの楽な手応えで伸びてラスト1Fは11.7をマークして併入しました。強めに追われる相手に対して余裕をもった馬なりで楽に併入しており、状態の良さがうかがえます。中間はゲート練習もしっかり行っており、課題であるスタートの練習にも取り組んでいます。1週前は福永祐一騎手を背にCWで5F67.4-1F12.8をマークし、古馬オープン馬を追いかけ先着と状態は良さそうです。