高松宮記念へと繋がる一戦「オーシャンS」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。
カレンモエ(牝5、安田隆行厩舎)
3/3(水)栗東・坂路(重)4F52.4-3F37.5-2F24.0-1F11.6(強め)
北村友一騎手を背に栗東坂路を単走。外ラチ沿いを軽快に駆け上り、この日最速ラップのラスト1F11.6をマークする好内容の追い切りを消化しました。ラスト2Fで手前を替え、1Fで肩を叩かれ素早く反応と素晴らしい内容。1週前も北村騎手を背に坂路で一杯に追われ、4F50.3-1F11.8と好時計をマーク。先週、最終と好内容の追い切りを連発しており、状態は万全と見て良さそうです。
アルピニズム(牡4、金成貴史厩舎)
3/3(水)美浦・坂路(やや重)4F51.2-3F36.8-2F24.0-1F12.0(強め)
美浦坂路を単走。軽快にコーナーを回り、直線は序盤から前進気勢あふれる動きで駆け上り、ラスト2Fは12.0-12.0の好ラップを刻んでフィニッシュしました。全体時計、ラスト2Fと時計は優秀で、活気も十分。アタマは高めでクビの可動域も狭めですが、それを補う脚力の力強さを見せました。1週前もルメール騎手を背に坂路で一杯に追われ、4F51.8-1F11.7の好時計をマーク。勝負気配が伝わる好内容の追い切りでした。
ラヴィングアンサー(牡7、石坂公一厩舎)
3/3(水)栗東・坂路(重)4F51.4-3F37.9-2F24.7-1F12.3(一杯)
栗東坂路を単走。外ラチ沿いをテンから活気のある動きで駆け上り、鞭も入って一杯に追われるとラスト2Fは12.4-12.3の好ラップでまとめてきました。1週前は坂路で4F54.8-1F13.9と流す程度の内容でしたが、最終は攻めた内容の追い切りを消化。中1週、中2週という臨戦過程を考えれば十分で、この中間も緩めることなく入念に乗り込まれています。師の「冬場に調子を上げるタイプ」というコメント通り、上昇ムードが漂います。