競馬界でも春のG1シーズン到来を告げる一戦「高松宮記念」へ向けた重要ステップレースが続々と開始。現在は、昨年の香港スプリントで念願のGI初制覇を果たしたダノンスマッシュ、前走の阪急杯をレコード勝ちし初の1200m戦に挑むレシステンシア、昨年の高松宮記念覇者モズスーパーフレアと、1位入線も降着となったクリノガウディー、一昨年の春秋マイル王インディチャンプなど、18頭が登録を予定している(9日時点)。
なお、外国馬で予備登録があった2019年マリブS(米G1)・3着のマニーワウ(牡5、米・W.カタラーノ厩舎の)は、来日しないことがすでに決定しており、同レースの外国馬の出走はなくなった。
香港スプリントを制したダノンスマッシュは、年明けに高松宮記念へ直行することを発表。先月17日に帰厩済み。鞍上は前々走のスプリンターズS(2着)で手綱をとった川田将雅騎手の予定となっている。同馬の高松宮記念参戦は今年で三度目。2019年は4着善戦も、昨年は流れに乗り損ねて10着に敗退。昨年と同じコンビで雪辱を果たせるかに注目だ。
阪急杯を勝ったレシステンシアは、まだ視野に入れている段階だが、出走が決まれば今回が初の1200m戦となる。スプリント路線へのシフトについては賛否両論あるだけに、この距離でも強いのかどうかは多くのファンの注目が集まるところだろう。
今年もハイレベルなメンバーが揃いそうな春競馬の風物詩。出走馬の発表を楽しみに待ちたい。