今週の阪神競馬の日曜メインは天皇賞春へと繋がる重要なステップレース「阪神大賞典」です。過去の好走馬は天皇賞でも好走するケースが多く、本番を占う上でも見逃せない一戦となります。今回は出走予定馬の中でも人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。

アリストテレス（牡4、音無秀孝厩舎）

昨年の菊花賞で2着に好走し、今年初戦のアメリカJCCを勝利し重賞初制覇を果たしたアリストテレス。菊花賞では三冠馬を最後まで苦しめるいい走りを見せ、前走のアメリカJCCをでは初の中山を克服し、軽々と古馬勢を粉砕。目下の充実ぶりは明らかで、引き続き上位争いとなりそうです。引き続き手綱を取るルメール騎手が本番に向けてどのようなレースを見せるのかにも注目です。

ユーキャンスマイル（牡6、友道康夫厩舎）

昨年の阪神大賞典の覇者・ユーキャンスマイル。その後は天皇賞春でも4着とG1でも善戦。今年もここから始動し、天皇賞春を目指します。秋初戦のアルゼンチン共和国杯でも4着と長距離戦では安定した成績を残しており、今年は昨年より相手が揃いそうですが、3,000ｍ以上の適性は高いだけに有力な一頭です。悲願のG1獲りに向けてここで良いスタートを切りたいところでしょう。

ショウリュウイクゾ（牡5、佐々木晶厩舎）

今年初戦の日経新春杯を制し、重賞初制覇を果たしたショウリュウイクゾ。3番手から進め、4コーナーでは手応えが悪くなるもそこから盛り返すように伸びを見せ、条件クラスの身ながら見事な競馬で重賞初制覇を果たしました。今回は一気の距離延長で初の3000mとなりますが、馬名通りまさに今は昇竜の勢いがありますし、長距離戦への試金石となるだけに目途をつけたいところでしょう。