皐月賞トライアル「スプリングステークス」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。

ボーデン（牡3、木村哲也厩舎）

3/17（水）美浦・南W（良）5F68.4－4F53.7－3F39.2－1F11.8（馬なり）

美浦の南Wで3頭併せ。僚馬アーチキングとモンテグロッソを追走するかたちで進め、いっぱいに追われた2頭に対して楽な手応えを保ったまま、中モンテグロッソと併入、外アーチキングに1馬身先着しました。1週前は南Wで長めに追われて5F66.4－1F12.9と好時計をマーク。最終も馬なりでこれだけ負荷がかけられてしっかりと動くことが出来ているので、最後のひと追いで引き締まったという印象です。

ヴィクティファルス（牡3、池添学厩舎）

3/17（水）栗東・坂路（良）4F53.8－3F38.4－2F24.7－1F12.3（馬なり）

池添謙一騎手を背に栗東坂路で単走。序盤はゆったり入り、ラスト2Fは12.4ー12.3の好ラップをマークしてフィニッシュ。しまいを伸ばす形の追い切りを消化しました。終始手応えにも余裕があり、追えばいつでも弾けそうな勢いを感じられた点には好感が持てます。1週前も池添騎手を背にCWコースで一杯に追われて5F65.9ー1F11.7の好時計をマーク。1週前の追い切りと総合して考えるとしっかり態勢は整った印象です。

ロードトゥフェイム（牡3、尾形和幸厩舎）

3/17（水）美浦・坂路（良）4F51.8－3F37.7－2F24.9－1F12.3（馬なり）

木幡巧也騎手を背に美浦の坂路で2頭併せ。コーナーで僚馬チェリーピッキングの外から馬体を並べると、直線は馬なりのまま伸びて1馬身先着しました。相手を見て抜け出す余裕もあり、タイムも4F51.8はこの日の美浦坂路で4番目の好タイムと、内容的にも時計的にも申し分なしです。1週前は木幡騎手を背に南Wで強めに追われて4F51.7ー1F12.1の好時計をマークしており、順調にメニューを消化しています。万全の仕上がりと見てよさそうです。