前週、3週連続でのGⅠ馬の訃報に「これ以上続かないことを願わずにいられない」と記したが、今度は偉大な競馬人の訃報が飛び込んできた。コスモビューファーム社長にして、ビッグレッドファームの創設者、冠名「マイネル・マイネ」「コスモ」等の馬主としても有名な岡田繁幸氏が19日、亡くなられた。死因は不明。11日のビッグレッドファームでの種牡馬展示会でも元気な姿を見せていたとのことで、GⅠ競走時のTV放送では有名な相馬眼による出走馬の馬体解説も昨秋まで披露されていた。社台グループに立ち向かうホースマンとしても有名で「日本ダービーに勝つのが夢」と公言し、地方競馬所属のままダービー制覇に近づいたコスモバルク(皐月賞、ジャパンC2着など)でも大いに沸かせたが、86年のグランパズドリームによる2着が最高で夢は叶わなかった。実家の牧場(現岡田スタッド)を継ぎ、ノルマンディー・オーナーズクラブを率いる岡田牧雄氏は実弟で、昨年「史上初の無敗の牝馬3冠」達成を見届けたばかりであった。くしくも19日は、71歳の誕生日でもあり、翌20日の中山「ペガサスJS」ではマイネルレオーネが勝利、2着に同氏個人所有のトラストというワンツーフィニッシュで競馬場を沸かせていた・・・合掌。
先週一週間の主なニュース
- 入場再開
- 1都3県の緊急事態宣言の解除を踏まえ、4月3日から「中山競馬場でも入場を再開する」ことが発表された。13日から再開されている阪神、中京同様、指定席の事前購入者による人数制限はかかる。その他、一部ウインズ等の営業再開など詳細はJRAホームページにて。
- エクセル茨城境
- コロナ対策で延期されていた「エクセル茨城境」のオープンが、4月10日に決定。
- 指定席料金改定
- JRA競馬場・指定席料金の「一部開催日」における**値上げ・値下げ**を設定。競馬場毎、開催日毎に「値上げ」「値下げ」があるので、詳細はJRAホームページにて要確認。
- 松山弘平騎手
- 2日間で「11勝」を挙げた先週、JRA通算800勝達成。史上5、現役29人目。
- 小島茂之調教師
- JRA通算300勝達成。現役62人目。
先週は、土日4重賞中3重賞で連番の法則決着。「阪神大賞典」では10万超の超高額配当となった。
では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。
- | 中山 | 阪神 | 中京 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 2 | 4 | 2 | 8 | 22.2 |
一組連番 | 1 | 3 | 5 | 9 | 25.0 |
同番 | 4 | 2 | 1 | 7 | 19.4 |
合計 | 7 | 9 | 8 | - | - |
出現率(%) | 58.3 | 75.0 | 66.7 | - | - |
- | 中山 | 阪神 | 中京 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 0 | 3 | 0 | 3 | 8.3 |
一組連番 | 7 | 6 | 7 | 20 | 55.6 |
同番 | 1 | 1 | 0 | 2 | 5.6 |
合計 | 8 | 10 | 7 | - | - |
出現率(%) | 66.7 | 83.3 | 58.3 | - | - |
※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
先週も中山・阪神・中京の3場開催。2日間計72レースで「一組連番」が計29レース、「ALL連番」が2週連続大出現の計11レース、前週不発の「同番」が即復活の計9レースとなった。「一組連番」が久しぶり減ったのが土曜。ただ、この日はその分「ALL連番」8レース、「同番」7レースと他の2組が大爆発出現。日曜には「一組連番」だけで20レースの通常モードに戻り、全体的な場別出現率では「58.3%~83.3%」と、終わってみればいつも通り高出現率を維持できていた。後述するが、「ALL連番」「同番」の大爆発に「同枠」、「万馬券の宝庫・最終R」での高額配当と、これまでコラムで推奨してきた連番の法則が際立つ大活躍の先週2日間となった。
「一組連番」は前述通り土曜は鳴りを潜めたが、日曜には3場とも半数以上の超高確率出現。中山では出現7回中3回の「同枠・一組連番」に、同じく3回の1番人気3着の推奨傾向で決着。阪神では、メイン重賞「阪神大賞典」で、「GⅠ(菊花賞)での接戦2着馬は危ない人気馬」と「Youtube実践編」で指摘した通り、アリストテレスが沈み、推奨3番人気との「一組連番」で12万馬券、続く最終12Rでも「同枠・一組連番」から23万の連続高額配当となった。中京でも、出現7回中3回の「同枠・一組連番」で万馬券に届かなかったのは僅か1回のみ。そして先週も、10万超の高額はすべて1~5番人気との「一組連番」。コラム推奨人気馬から軸馬を絞り、同枠そして人気薄の「一組連番」該当馬を狙うことをお勧めする。
前週、久々の大沈黙となった際「続くかもしれないが、『一週だけで終わる』ことも充分考えられる」と記した「同番」。長らく高配当・高出現の定番は、即復調し土曜だけで7レース(2着同着で実質8個)の大爆発。10万超高額も3場で各々記録し、それぞれ1番人気、2番人気、4番人気との「同番」からであった。日曜は中山・阪神で1回ずつの通常回数に戻ったが、2回とも「同枠絡み」の傾向決着で万馬券。阪神のそれは「推奨3番人気との同枠+人気薄・同番」で3連複11万、3連単94万の超高額となって現れた。まだまだ一発回収の魅力は充分あるので、常にお勧め傾向での「同番」を抑えてほしい。
「ALL連番」が復調なったと宣言しても良いであろう7回、9回、11回と3週連続の増加出現。先週は特に、土曜4回、日曜3回の「阪神」での偏った固め打ち出現が目立った。今年の「ALL連番」で際立つ同枠2頭絡みが土曜は4回中2回、日曜も3回中1回。日曜の1回では、さらに1番人気3着の推奨傾向も併せて21万の高額配当となった。10万超は全11回中3回で、「同番」ほどの高確率にはまだ届かないが、今月に入っての復調傾向を追い風に元祖お勧めの少額投資「ALL連番」でも高額配当を掴んでほしい。
「万馬券の宝庫・最終R」も前述どおり、全6回中4回で法則決着し、すべて同枠絡みの万馬券。土曜は、阪神で1番人気との「一組連番」、中京では「同枠2頭絡み」での「ALL連番」で3連複15万、3連単91万の超高額。日曜は、中山で「同番」、阪神では1番人気との「同枠・一組連番」から3連複3.8万、3連単23万の高額。法則外決着も2回中1回が1番人気3着の傾向馬券で、配当は22万。「万馬券の宝庫」健在である。傾向などを参考に思い切った最終勝負を。