NHKマイルCのトライアル「ニュージランドトロフィー」 へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。
バスラットレオン(牡3、矢作芳人厩舎)
4/7(水)栗東・坂路(良)4F53.5-3F39.0-2F25.1-1F12.3(強め)
藤岡佑介騎手を背に栗東坂路で単走。馬場の真ん中を軽快なフットワークで駆け上がり、ラスト2Fから強めに追われて徐々に加速すると、キレイな加速ラップを刻んでゴール板を駆け抜けました。切れ味はありませんが長く良い脚を使うタイプなので、反応の良さと体がしっかり使えている点を評価。力強い走りのパワー型でもあり、今の阪神を考えると魅力です。
ドゥラモンド(牡3、手塚貴久厩舎)
4/7(水)美浦・南W(良)5F67.3-4F53.1-3F39.3-1F12.4(強め)
横山武史騎手を背に美浦の南Wで単走。馬場の外ラチ沿いをまわり、直線は強めに追われてラスト1Fは12.4をマーク。1週前も横山騎手を背に南Wで追い切りを行い、5F67.4-1F12.6をマークしました。前走と違って併せ馬ではありませんでしたが、テン乗りが難しい面がある馬ということで、騎手との折り合いもチェックしながらの追い切りとなりました。強めに追われても好反応で活気あるフットワークを披露しており、力は発揮できる状態にありそうです。
タイムトゥヘヴン(牡3、戸田博文厩舎)
4/7(水)美浦・南W(良)5F67.0-4F51.9-3F38.6-1F12.6(馬なり)
美浦の南Wで2頭併せ。僚馬プロトスターを3馬身以上追走し、直線序盤で並びかけると、馬なりのまま楽々と交わして2馬身先着しました。逃げ馬でテンションが上がりやすい血統ですが、併せ馬の後ろから落ち着いて追訴できており、気性面の成長が見られる好内容の追い切りを消化しました。1週前はM.デムーロ騎手を背に南Wで追い切りを行い、5F66.9-1F12.8の好時計を馬なりでマーク。時計含めて前走時より良化を感じさせる内容でした。