【福島記念2016予想】馬券妙味はエリ女よりも上?!今年の福島記念はチョー面白い!

すっかり秋めいてきた今日この頃。今月は福島で7月以来に競馬が開催され、福島の秋競馬がいよいよ始まった。今週末の日曜メインレースは重賞の福島記念(G3)が開催され、福島の秋を盛り上げる。メンバーを見るとこのG1シーズン真っ只中に夏競馬か?!と思うくらいのレベルのメンバーが揃っているが、そんな福島競馬になんだかホッとしてしまうのは筆者だけだろうか?

馬券妙味はエリ女よりも上?!今年の福島記念はチョー面白いメンバーが揃った!

人気上位には前走セントライト記念2着のゼーヴィントや、スプリングSを逃げて2着に粘ったマイネルハニー、夏の小倉記念を制したクランモンタナ、前走オータムハンデ4着のダイワリベラルなど、大差ない出走メンバーで構成されている。ハンデ戦ということもあって台頭してきそうな魅力的な人気薄がチラホラ…。正直同日京都で開催されるG1のエリザベス女王杯よりも、こちらの方が馬券妙味はありそうだ。

1番人気の有力候補はおそらくセントライト記念2着のゼーヴィント。セントライトからそのまま菊花賞へと思っていたが、状態が戻らず9月に回避を発表した。先月末、同馬を管理する木村哲也調教師は26日に行った調教後に「先行し外に併せて同入しましたが、動きはまだ重いですね。」と渋いコメントを残し、さらに「馬場入りなどを拒否して、苦しがっているところが見受けられます。」と付け加えた。そして鞍上も乗り替わりを発表。レースは主戦騎手であった戸崎圭太騎手からA.シュタルケ騎手へと乗り替わりになる予定となっている。現在状態がどこまで戻ってきたか詳細は不明だが、陣営のバタバタ具合を見ると危険な人気馬のような感じも受ける。

混戦模様のハンデ重賞!逃げ馬2頭で展開面での波乱も?!

さらに今回は明確な逃げ馬が2頭もいる。前走のアイルランドT(OP)で2着に逃げ粘ったマイネルハニーと、近2戦の条件戦を逃げ切って連勝しているマルターズアポジーだ。

マイネルハニーは前走アイルランドTで見せ場十分の2着も、ややモヤモヤ感が残るレースであった。直線を先頭で迎えるも、鞍上の柴田大知騎手がチラチラと後ろを気にしながら差し馬が来るのを待ち、結局ハギノハイブリッドが来てから追い出すも見事に差されての2着だった。先手を切っているのだから直線では自分でもっと早めに前へ行ってほしかったところだ。

マルターズアポジーは昨年のラジオNIKKEI賞を逃げて3着、2走前の福島の1000万下も逃げ切って勝利している。条件戦ではまずまずの成績を残しており福島も得意な印象だが、メンバーの格が上がって通用するかどうか。マイネルハニーとのハナ争いは見ものだ。

1番人気の有力候補のゼーヴィントの乗り替わりは嫌える要素だし、人気上位と人気薄の逃げ馬2頭のぶつかり合いは展開面での波乱がありそうだし、古馬もG3の重賞で入着する程度のレベル。ハンデ戦でこのメンツなら穴馬も十分来そうな気配が漂う。今年の福島記念はある意味エリザベス女王杯以上に良いメンバーが揃ったと言っても過言ではないかもしれない。