中山は外差し馬場?皐月賞(2021)当日の馬場は?馬場傾向を距離別データで分析・予想

今週はいよいよ牡馬クラシック第一弾「皐月賞」が開催です。中山は今週末が最終週ということで、馬場の荒れ具合も気になるところ。今の中山の馬場をなるべく正確に把握しておくためにも、今回は先週の10~11日の土日で行われた芝レースの「脚質」と「枠順」のデータを距離別にまとめてみたいと思います。

■2200m~

該当レースなし。

■2000m

対象レースは「未勝利」が2レースと「野島崎特別」の3レース。枠は3着内に入った9頭中5頭が「6~8枠」で、やや外枠が優勢。脚質は、勝ち馬3頭全てが「先行馬」となっており、先行が好成績です。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 1 1 0 3
2枠 0 1 0 4
3枠 0 0 0 6
4枠 0 0 0 6
5枠 0 1 0 5
6枠 1 0 1 4
7枠 0 0 1 7
8枠 1 0 1 6
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 0 0 0 3
先行 3 1 2 6
差し 0 2 1 18
追い込み 0 0 0 14
マクリ 0 0 0 0

■1800m

対象レースは「1勝クラス」の1レース。逃げ馬が番手以下を離して緩やかなペースで逃げ、番手以下はさらにスローという展開の中で後方で脚を溜めていた差し馬が差し切り、逃げ馬と2・3番手の好位から進めた馬が2・3着に粘り込み、勝ち馬以外はほぼ前で決まる前残りの決着でした。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 0 0 0 1
2枠 0 0 0 1
3枠 0 0 1 0
4枠 1 0 0 0
5枠 0 0 0 1
6枠 0 0 0 1
7枠 0 1 0 1
8枠 0 0 0 2
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 0 1 0 0
先行 0 0 1 2
差し 1 0 0 4
追い込み 0 0 0 1
マクリ 0 0 0 0

■1600m

対象レースは「未勝利」と「ニュージーランドT(G2)」の2レース。枠は「1枠」と「2枠」が1勝ずつを挙げており、内枠が2勝。脚質は「逃げ」と「追い込み」が1勝ずつを挙げており、極端な脚質が決まっています。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 1 0 1 1
2枠 0 0 0 4
3枠 1 0 1 2
4枠 0 0 0 4
5枠 0 1 0 3
6枠 0 0 0 4
7枠 0 0 0 4
8枠 0 1 0 3
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 1 0 0 1
先行 0 0 1 5
差し 0 2 1 12
追い込み 1 0 0 7
マクリ 0 0 0 0

■1200~1400m

対象レースは「春雷S」「千葉日報杯」「船橋S」の3レース。枠は「7枠」が2着1回、「8枠」が3着内0回となっており、外枠が不振。脚質は「差し」が2勝、「先行」が1勝となっていますが、連対数は同じです。短距離では極端な傾向は見られません。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 0 1 1 3
2枠 0 0 0 5
3枠 1 1 0 3
4枠 1 0 0 4
5枠 0 0 1 4
6枠 1 0 1 3
7枠 0 1 0 4
8枠 0 0 0 6
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 0 0 0 3
先行 1 2 1 7
差し 2 1 2 9
追い込み 0 0 0 13
マクリ 0 0 0 0

■まとめ

勝ち馬はどの枠からもまんべんなく出ており、連対数と3着内の回数は「1枠」が最多となっています。内が荒れてきた今なら外目の枠はかえって歓迎と考えていましたが、内枠もしっかり好走しています。

脚質は「先行」が最多の4勝を挙げていますが、3着内の回数は「差し」と同じで、先行・差しで極端な差はありません。ただ、「先行」有利だった開幕当初の2月に比べると「差し」はだいぶ決まってきています。

先週の中山を見る限り、個人的な見解としては内が荒れてきて外差しが決まってきている印象を受けましたが、データと照らし合わせて見ると内枠は割り引くほど悪いわけではなく、脚質も馬場が荒れてようやく差しが先行と同等に決まってくるようになったというイメージです。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 2 2 2 8
2枠 0 1 0 14
3枠 2 1 2 11
4枠 2 0 0 14
5枠 0 2 1 13
6枠 2 0 2 12
7枠 0 2 1 16
8枠 1 1 1 17
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 1 1 0 7
先行 4 3 5 20
差し 3 5 4 43
追い込み 1 0 0 35
マクリ 0 0 0 0