牡馬クラシック第一弾「皐月賞」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。
ダノンザキッド(牡3、安田隆行厩舎)
4/14(水)栗東・CW(やや重)6F85.9-5F69.3-4F53.7-3F39.2-1F11.9(馬なり)
栗東CWコースを単走。向正面では折り合いを利かせて馬なりでゆったりと進め、直線で軽く気合いを付けられると反応良く伸びてラスト1F11.9と鋭く伸びてフィニッシュしました。手前の変換が課題でもありましたが、今回は右手前、左手前としっかり替えることが出来ており、フットワークも大きいトビで柔らかく、絶好の動きを披露しました。1週前もCWコースで6F80.5-1F11.7の好時計をマークして6馬身先行していた併せ馬と併入する好内容の追い切りを消化しています。万全の仕上がりと見て良さそうです。
ラーゴム(牡3、斉藤崇史厩舎)
4/14(水)栗東・CW(やや重)6F85.6-5F69.1-4F53.2-3F38.5-1F12.0(馬なり)
北村友一騎手を背に栗東CWコースを単走。終始馬なりでしたが、気性面の幼さが課題であった同馬が、今回は落ち着いてしっかり折り合いがついており、コーナリングもスムーズで直線もリズム良く伸びてラスト1F12.0と時計的にも申し分ない内容の追い切りを披露しました。1週前はCWコースで併せ馬を行い、途中で相手に抜かれる場面がありながらもムキにならず、最後まで自分のリズムで伸びて6F85.1-1F11.8の好時計をマークして併入しました。課題にしっかり対応し成長を見せた今回は、良い走りが期待が出来そうです。
レッドベルオーブ(牡3、藤原英昭厩舎)
4/14(水)栗東・CW(やや重)5F70.3-4F55.0-3F40.2-1F12.4(馬なり)
福永祐一騎手を背に栗東CWコースを2頭併せ。僚馬コラルノクターンの2馬身後方で折り合いを付け、直線は軽く仕掛けられると鋭く反応して内からあっさり1馬身突き放して先着しました。1週前は福永騎手を背にCWコースで併せ馬を行い、3馬身追走していた相手を内から詰め、直線は馬なりでラスト1F11.6と鋭く伸びて併入しました。折り合いが課題でしたが馬の後ろで力まず折り合っており、先行抜け出しの良いイメージが出来る好内容の追い切りを消化しました。