1着馬に安田記念の優先出走権が付与される「マイラーズC」への向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。
エアロロノア(牡4、笹田和秀厩舎)
4/21(水)栗東・坂路(良)4F51.6-3F37.8-2F24.6-1F12.1(強め)
池添謙一騎手を背に栗東坂路を2頭併せ。僚馬アサカディスタンスの内から馬体を併せると、騎手の肩ムチを合図に一気に交わして突き放し、ラスト1Fは12.1と鋭く伸びて併せ馬に大きく差を付けて先着しました。全体時計の4F51.6はこの日7位で自己2番目の好時計。1週前はやや重の坂路で4F52.2-1F12.6と負荷もかけられており、中4週でこれだけ終えていれば十分力は出せる出来でしょう。
アルジャンナ(牡4、池江泰寿厩舎)
4/21(水)栗東・坂路(良)4F52.6-3F37.9-2F24.7-1F12.4(馬なり)
福永祐一騎手を背に栗東坂路で単走。外ラチ沿いを活気ある弾力性に富んだフォームでストライドを伸ばし、後半2Fのラップは12.3-12.4と切れの良い脚さばきを見せました。1週前は坂路で4F52.5-1F12.5とほぼ同タイムで動けており、長期の休み明けを一度叩かれて確実に良化してきた印象です。クリーニング手術を行った右膝の状態も全く問題はなさそうで、パフォーマンスの向上が期待できそうです。
ギベオン(牡6、藤原英昭厩舎)
4/21(水)栗東・CW(良)5F67.0-4F51.9-3F38.1-1F12.0(馬なり)
西村淳也騎手を背に栗東CWコースを単走。向正面から徐々にペースアップしていき、直線は馬場の真ん中を軽快なフットワークで駆け抜け、しまい重点のキレイなラップでラスト1Fも12.0でまとめる好内容の追い切りを消化しました。1週前はCWコースで併せ馬を行い、5F70.0-1F12.1とやや軽め。前走時は最終もかなり軽めで時計も遅かったので、前走時よりも時計が速く、内容的にも自分のリズムで走ることが出来ている今回は引き続き好調キープと見ます。