90年代の競馬界の人気を支えた人気ホース・ナイスネイチャが先日16日、満33歳の誕生日を迎えた。誕生日の4月16日から5月17日までの間は、今年で第5回目となる「ナイスネイチャ・バースデードネーション」が行われている。
「バースデードネーション」は、誰かのお誕生日のプレゼントの代わりに、その人が支援している団体のために寄付をお願いするキャンペーンで、「誕生日=バースデー」と「寄付=ドネーション」という二つの単語を合わせたもの。
「ナイスネイチャ・バースデードネーション」は今年で5回目で、昨年の第4回目のドネーションでは、404人から1,763,900円を集め、出産、子育てを終えて昨年繁殖生活を引退したエイシンルーデンス(牝25)をフォスターホースとして迎え入れた。今年は引退繁殖馬支援に加え、助成金の対象にならない繁殖馬のうち、「産駒が重賞を勝ったことのある馬」も支援対象に含める形となる。
先月16日、ドネーションが開始。当初目標額は200万円だったが、公式Twitterで支援を求めてからわずか24時間後には、1,320万円を突破。5月3日の時点で、すでに約1.2万人から約2700万円という昨年を大幅に上回る寄付金を集めている。
過去の名馬たちに再度光が当てられている人気競馬ゲームアプリ・アニメ「ウマ娘プリティーダービー」が大人気となったことの影響も大きいとされており、バースデードネーションの看板を背負うナイスネイチャをモチーフとした同名のキャラクターも登場していた。アニメやゲームを通して競走馬の世界を知ったユーザーが、今回の支援の一端を担ったことでより大きな流れになった可能性が高そうだ。
第5回「ナイスネイチャ・バースデードネーション」は、前述の通り約1ヶ月間にわたり、支援を受け付けている。寄付額は500円から行え、Amazon Payも利用できるため、クレジットカードが使えない方も気軽に参加可能。興味を持った方は、まず「Syncable」内の告知ページをチェックしてみてはいかがでしょうか。