ダートG3「平安ステークス」への向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。
アメリカンシード(牡4、藤岡健一厩舎)
5/19(水)栗東・CW(やや重)5F65.5-4F50.6-3F36.7-1F11.7(一杯)
栗東CWコースを単走。序盤は馬なりでフワフワするところが見られましたが、直線で一杯に追われると反応良く伸びてラスト1Fは11.7の好時計でフィニッシュ。先週時計が出ているので、最終は上がり重点に追われました。その1週前はC.ルメール騎手を背にCWコースを単走で追われて、6F81.7-1F12.3を馬なりでマーク。動きに荒々しさはありますが、タピット産駒らしいこの馬なりの迫力があります。状態面については全く問題なさそうです。
オーヴェルニュ(牡5、西村真幸厩舎)
5/19(水)栗東・CW(やや重)6F83.9-5F67.0-4F51.4-3F37.8-1F12.2(一杯)
栗東CWコースを単走。ゆったりと入って外を大きくまわって直線一杯に追われると、ラスト1Fは12.2と鋭伸。しまい重点の内容で追われ、最終でも比較的負荷をかけてしまいは時計を出してきました。1週前は福永祐一騎手を背にCWで追われ、6F85.0-1F12.1をマーク。ゴール板通過後も緩めておらず、しっかり追われた印象です。休み明けの最終まで負荷がかけられているのは見方によっては評価できないところもありますが、馬体もしっかり戻った印象ですし、攻め内容は大幅上昇と捉えて評価をしたいと思います。
マルシュロレーヌ(牝5、矢作芳人厩舎)
5/19(水)栗東・坂路(やや重)4F54.0-3F39.2-2F25.4-1F12.2(馬なり)
坂井瑠星騎手を背に栗東坂路で単走(レースは川田将雅騎手が騎乗)。馬なりで感触を確かめる程度の内容でしたが、負荷は先週しっかりかけているので問題はないでしょう。その1週前は川田将雅騎手を背に栗東CWコースで併せ馬を行い、6F79.6-1F12.4の好時計をマークして併入する絶好の内容。3頭併せで最終的に相手2頭を交わすことは出来ませんでしたが、手応え良く追えており、時計も申し分ありません。最終追い切りは馬なりでもラスト1Fは12.2としっかり伸びており、態勢は整った印象です。