ハンデ長距離重賞「目黒記念」への向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。

グロンディオーズ（牡6、田村康仁厩舎）

5/26（水）美浦・坂路（良）4F53.0－3F39.1－2F25.6－1F12.6（馬なり）

美浦の坂路で単走。終始馬なりで、馬場の真ん中を軽快に駆け上がり、ラスト1Fは余力十分に12.6をマーク。流す程度の軽めの内容でしたが、2週前はウッドで併せ馬、1週前もウッド馬なりで3歳1勝クラスに楽々と先着しており、先週・2週前としっかりやっているので問題はないでしょう。今回も前走同様ウッドと坂路併用のパターンで、1週前の動きと時計は前走時以上、最終もこの内容なら前走以上の仕上がりと見てよさそうです。

ヒートオンビート（牡4、友道康夫厩舎）

5/26（水）栗東・芝（良）6F81.9－5F66.2－4F51.8－3F38.2－1F12.1（馬なり）

栗東芝コースを単走。終始馬なりのまま駆け抜け、ラスト1Fも軽快に伸びて12.1の好時計をマーク。最終追いが芝という点は気になりますが、前走は1週前と最終がポリトラックで行われていますし、今回は1週前にCWで6F79.9でラスト1F11.9の抜群の動きを披露して併せ馬を消化しているので、調教内容としては今回の方が強化されています。中間の負荷は申し分なく、上々の仕上がりと見ます。

ディアマンミノル（牡4、本田優厩舎）

5/26（水）栗東・CW（良）5F69.5－4F53.7－3F69.6－1F12.4（馬なり）

栗東CWコースで2頭併せ。僚馬ツーエムプレミアムを2馬身追走し、コーナーで外を大きくまわって直線並びかけると、手応えよく伸びてラスト1Fは12.4をマークして併入しました。時計は平凡ですがフットワークには活気があり、輸送を考えれば十分な内容です。ウッドのみの追い切りは普段通りですが、1週前にウッドでマークした6F79.5は自己ベストで、最終も軽めながらしまいは切れ味を見せており、デキは上昇している印象です。