前週のオークスに続いてのクラシック、競馬の祭典「第88回 東京優駿【日本ダービー】(GⅠ)」が、2年ぶりに入場者(4,367人)を迎えて行われた。2年連続無敗の2冠、そして戦後最年少でのダービージョッキー誕生なるか、の期待とともに圧倒的1番人気に推された皐月賞馬エフフォーリア。絶交枠と呼ばれる1番枠から好スタートを切り、直線上手く抜け出したがラスト100mからは競り合いとなり、ゴールラインでハナ差優ったのは4番人気シャフリヤール。騎乗した福永祐一騎手は、史上3人目のダービー連覇とともに2018年からの4年間で3度目のダービー制覇となった。2着にエフフォーリア、そして3着に9番人気ステラヴェローチェと「共同通信杯」掲示板組が揃って入り「同番」組み合わせ。3連単は5.8万の配当となり、前週のオークス「ALL連番」に続いてGⅠ2週連続連番の法則決着となった。
先週一週間の主なニュース
- イタリアダービー
- 社台グループ代表・吉田照哉氏が馬主で、フランスに厩舎を構える小林智調教師が管理するトウキョウゴールドが伝統のイタリアダービー(GⅡ)を制覇。騎乗も日本でお馴染みのC.デムーロ騎手で、オークスを兄のM.デムーロ騎手が制した日と重なり、日伊で兄弟同日クラシック制覇となった。
- 宝塚記念回避
- 3冠馬コントレイルが目標にしていた宝塚記念を「万全の態勢で迎えられない」と回避。
- 荻野極騎手
- 30日、中京10Rで落馬した同騎手は母指・中手骨基部骨折などと診断された。今後の騎乗など詳細は不明。
では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。
- | 東京 | 中京 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|
ALL連番 | 2(1) | 2 | 4 | 16.7 |
一組連番 | 3 | 5(1) | 8 | 33.3 |
同番 | 2 | 1 | 3 | 12.5 |
合計 | 7 | 8 | - | - |
出現率(%) | 58.3 | 66.7 | - | - |
- | 東京 | 中京 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|
ALL連番 | 0 | 0 | 0 | 0.0 |
一組連番 | 4(3) | 5(2) | 9 | 37.5 |
同番 | 2 | 1 | 3 | 12.5 |
合計 | 6 | 6 | - | - |
出現率(%) | 50.0 | 50.0 | - | - |
- ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
- ※( )内は“同枠2頭”が入った回数
新潟開催が終わり、先週から東京・中京の2場開催。2日間計48レースで「一組連番」が計17レース、「ALL連番」が計4レース、「同番」が計6レースという内訳。「一組連番」は、先週唯一の100万馬券を土曜中京メインで記録し、「同枠」「1番人気3着」など傾向出現も残した。また「ALL連番」は土曜好出現、日曜不発と好不調の波が激しかったが、「同番」は東京を中心に土日とも堅調であった。全体的な場別出現率では、「一組連番」が土日両開催とも半数割れしたため、全体的に出現率はダウンし「50.0%~66.7%」となった。
「一組連番」は、全体的にはダウンながら中京では堅調となった。土曜には10万超を2回、日曜は10万超高配当こそ無かったが「同枠・一組連番」2回、と配当や狙いやすさの2日間となり、「一組連番」狙いの方には中京が好結果に近かったか。前記土曜メイン「葵ステークス」は、重賞で唯一「G」の格付け外という珍しいレース。そしてここで、3番人気を2着に挟んだ「同枠・一組連番」から3連複16万、3連単145万の超ビッグ配当が飛び出した。また出現数が少なかった東京だが、土曜は出現3回すべてが1番人気3着、日曜は出現4回中3回が同枠絡み「一組」と傾向顕著な出現となった。100万馬券の葵S以外はすべて推奨人気からの「一組連番」。軸馬5番人気内から「一組連番」が的中率アップの近道といえる。
「ALL連番」は前週までの好調を土曜まで持続し、日曜ついに不発と途切れた。土曜は東京2回、中京2回と計4回出現し、すべて万馬券。特に東京では配当的にも、3番人気1着からの「ALL連番」で3連複2.2万、3連単9.1万、同枠2頭絡み「ALL連番」から3連複1万、3連単7.2万を記録。中京は2回とも1・2番に気が1着だったこともあり配当は5万未満となったが、日曜不発だっただけに「ALL連番」狙いの方には、土曜に1回抑えられていれば・・・と願わざるを得ない先週となった。
昨秋から好調な「同番」は、先週も2場開催で計6回と好調持続。しかも、ここでも6回すべて推奨人気との「同番」となったので、実践されている方には良かった週と言えたのではなかろうか。特に日曜東京では、1~3着すべて推奨人気での「同番」決着となった第9Rで18万配当。一発の破壊力を遺憾なく発揮した後のメイン「日本ダービー」では、前述通り「共同通信杯」組のワン・ツー・スリー。「Youtube実践編」で「1番人気エフフォーリアの『同番』ステラヴェローチェは、皐月賞でやや離された3着ながら『共同通信杯』では1番人気に推されていたので、抑えるべき『同番』」と挙げたので、前週オークスでの推奨失敗に関わらず参考にしてくれた方がいれば嬉しいが、如何だったであろうか。軸馬との同番を抑えることの大事さは、「同番」好調なあいだは続けることを推奨したい。
「万馬券の宝庫・最終R」は、法則決着が4回中2回。2回とも土曜に固まり、東京「同番」、中京「ALL連番」ながら、ともに1番人気が勝ったために配当は2.6万、2.2万とやや低め。ただ、日曜の2場最終Rでは「法則外」ながら東京99万、中京18万と最終Rの破壊力は相変わらず発揮していた。前週と同じく「法則からも必ず出る」ので諦めずにチャレンジし続けることが大事である。