笠松競馬、7月の再開厳しい。8月以降見通し

名古屋国税局から笠松競馬関係者による所得税の申告漏れの指摘を受け、今年の1月から開催を自粛していた笠松競馬。すでに地方競馬全国協会は不正に関与していた騎手5人と調教師3人の免許を取り消しており、再開時期については、古田肇知事が先月に7月再開の見通しを示していた。

しかし岐阜県地方競馬組合は1日、複数の騎手と厩務員が、所得を少なく申告していた疑いがあると新たに発表した。関係者の修正申告を確認して処分も検討するため、7月を目指してきたレース再開はさらにずれ込む見込みという。

調査は早くとも6月末まではかかるとされており、岐阜県地方競馬組合は2日、笠松競馬場の開催自粛を6月25日まで延長することを発表。河合副知事は「本来なら7月再開と思っていたが難しい。できれば8月には再開したいが、今の段階ではっきりしたことは言えない」と話した。

また、笠松競馬場及びシアター恵那での地方競馬及び中央競馬の勝馬投票券の発売についても25日まで自粛。26日以降の対応等については改めて発表される見通しだ。勝馬投票券の払戻については、引き続き以下のとおり、払戻専用窓口が開設される。なお、施設内の滞在は不可。

勝馬投票券の払戻について

  • 開設場所:笠松競馬場、シアター恵那
  • 開設日:日曜日
  • 開設時間:午前10時~午後4時

参考:笠松競馬