宝塚記念の前哨戦「鳴尾記念」への向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。
サンレイポケット(牡6、高橋義忠厩舎)
6/2(水)栗東・坂路(良)4F52.5-3F37.7-2F24.4-1F12.0(一杯)
鮫島克駿騎手を背に栗東坂路で2頭併せ。僚馬パーティナシティを3馬身半追走し、内からしっかり追われて併入しました。手応えは相手の方が楽でしたが、時計やラップは優秀でバランスも良く、時計・動きともに前走以上。1週前はCWコースを単走で追い切り、一杯に追われて6F80.4-1F11.9の好時計をマークとしっかりやっており、ここまで順調そのものです。在厩で騎手が乗って修正しながらと中間も念入りで、好状態をしっかりキープできている印象です。
ペルシアンナイト(牡7、池江泰寿厩舎)
6/2(水)栗東・CW(良)6F84.7-5F66.8-4F51.8-3F37.7-1F11.4(強め)
栗東CWコースで2頭併せ。僚馬レザネフォールを3馬身以上追走し、内から差を詰めて直線は騎手の合図で一気に弾けると、ラスト1Fは11.4の切れ味で3馬身先着しました。1週前は幸英明騎手を背にCWコースで2頭併せを行い、一杯に追われて6F81.9-1F11.6の好時計をマークして1馬身先着。攻め動くタイプの馬なので相変わらず毎回攻めは良く見えますが、3週続けてウッドで併せ馬で先着し、ラストは全て11秒台と好内容の追い切りを連発しており、万全の状態に仕上がっている印象です。
ショウナンバルディ(牡5、松下武士厩舎)
6/2(水)栗東・坂路(良)4F54.1-3F39.5-2F25.5-1F12.6(馬なり)
栗東坂路を単走。序盤から行きっぷりが良く、ラスト2Fは12.9-12.6の好ラップを刻んでおり、中2週でも意欲的な登坂です。今回も普段どおり坂路を中心に追われ、1週前は池添謙一騎手を背に坂路で追い切りを行い、強めに追われて重たい馬場でも4F52.5-1F12.1の好時計をマークし、自己ベストを更新と好内容の追い切りを連発しています。目立った時計を多く出してくる馬ではないだけに、今回デキは上昇と見ます。前走からの上積みも見込める分、前進はありそうです。