牝馬限定のハンデ重賞「マーメイドS」への向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。
アカイイト(牝4、中竹和也厩舎)※除外が決定
6/16(水)栗東・坂路(重)4F51.8-3F37.3-2F24.8-1F12.8(強め)
栗東坂路を単走。馬場の外側を強めに追われ、4F51.8の好時計をマークしてゴールしました。ラスト2Fは12.0-12.8とラップは失速しましたが、4F51.8は自己ベストを更新する好時計で、この馬としては速い時計をマークしてきました。1週前も坂路で4F54.9-1F12.2と速い時計を叩き出しており、好気配です。中3週でこの時計ならしっかり動ける状態にはありそうで、年明けから安定した成績を残していることからも、好状態をしっかりキープ出来ている印象です。
アンドラステ(牝5、中内田充厩舎)
6/16(水)栗東・CW(重)5F67.1-4F51.3-3F37.7-1F11.8(馬なり)
栗東CWコースを単走。序盤はやや前向きさを見せ、なだめながら進めましたが、直線は重馬場を苦にせず力強いフットワークでラスト1Fは11.8と鋭く伸びました。骨折明けを感じさせない躍動感溢れる迫力のあるフットワークで、ラストも素晴らしい伸び脚を見せました。調教では動くタイプの馬で、1週前はCWコースで6F80.1ー1F11.7、2週前は坂路で4F52.4とこの馬らしい調教はできており、骨折の影響を心配する必要はなさそうです。久々でも力は出せる状態にありそうです。
アブレイズ(牝4、池江泰寿厩舎)
6/16(水)栗東・坂路(重)4F53.7-3F39.0-2F24.7-1F12.1(馬なり)
栗東坂路を単走。序盤はゆったりと進め、3Fあたりからペースを上げ、ラスト2Fは12.6-12.1と馬なりながら好ラップを刻んでゴール。調整程度でもしまいはしっかり持ち味である切れ味を披露しました。1週前は浜中俊騎手を背に坂路で追われ、4F49.2-1F12.0の好時計をマークし、この日の一番時計、自己ベスト更新と圧巻の内容でした。ラップもゴールまで一切減速しておらず、素晴らしい持続力を披露しました。最終も無理せず好時計を叩き出しており、状態は万全と見てよさそうです。
シャムロックヒル(牝4、佐々木晶厩舎)
6/16(水)栗東・CW(重)6F83.9-5F66.4-4F51.5-3F37.6-1F11.7(強め)
藤懸貴志騎手を背に栗東CWコースを単走。コーナー手前で少しペースを落としてしっかり息を入れ、直線もしっかり手前を替えて加速していき、ラスト1Fは11.7と鋭く伸びてゴールと、時計・動きとも文句なしの好内容。1週前も藤懸騎手を背にCWコースで追われ、6F80.8-1F11.9の好時計をマークしており2週連続で好内容の追い切りを消化しています。約5ヶ月ぶりの実践と間隔は空いていますが、仕上がりに全く問題はなさそうです。