トラストが引退、乗馬へ

2016年の札幌2歳ステークス(G3、芝1800m)の勝ち馬トラスト(牡7、長谷川浩大厩舎)が、本日24日付けで競走馬登録を抹消したことが明らかになった。同日、JRAが公式ホームページで発表した。今後は東京都世田谷区の馬事公苑で乗馬となる予定。

トラストは2016年5月に川崎のダートでデビュー。デビュー3戦目で中央芝へ転身し、重賞初挑戦となった同年の札幌2歳Sを制して重賞初制覇を達成。その後も芝の中距離路線で奮闘するが、勝ち星を挙げれず、2018年10月に障害へ転身。

障害では怒涛の3連勝を果たし、障害重賞初挑戦となった2018年の東京ハイジャンプ(G2、障3110m)で3着に好走し、その後も2020年の阪神スプリングJ・3着、2021年の京都ハイジャンプ・2着と重賞戦線で活躍した。

前走の京都ハイジャンプ・2着後は、在厩のまま今週末開催される東京ジャンプS(G3、障3110m)へ向けて調整が進められていたが、同レースは登録せずに回避となり、そのまま引退となった。持病の屈腱炎が影響してコンスタントに使えなかったが、重賞でも2着2回、3着1回と活躍した。5月の京都ハイジャンプ・2着がラストランとなった。

トラストは父スクリーンヒーロー、母グローリサンディ、母父エイシンサンディという血統。通算成績は26戦7勝(うち地方2戦2勝)、重賞は札幌2歳ステークスの1勝。トラスト号、お疲れさまでした。

参考:JRA