サマースプリントシリーズ第二戦目の「CBC賞」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。
ピクシーナイト(牡3、音無秀孝厩舎)
6/30(水)栗東・坂路(良)4F53.0-3F38.6-2F24.8-1F12.0(馬なり)
栗東坂路を2頭合わせ。僚馬ファンタジステラの内を1馬身追走し、序盤はゆったりリズム良く登坂。ジワジワと加速していきゴール前で仕掛けられると、鋭く反応してラスト1F12.0の伸びでクビ差先着しました。1週前は福永祐一騎手を背に坂路で4F52.0-1F11.9と早い時計を出しており、併せ馬に2馬身先着と抜群の時計と動きを披露。1週前ビシッとやって当週は微調整と、陣営の予定通りに調整が進んでいる点も好材料です。態勢は整っていると見て良さそうです。
ビオグラフィー(牝4、藤岡健一厩舎)
6/30(水)栗東・坂路(良)4F52.5-3F37.4-2F23.8-1F12.1(一杯)
栗東坂路で2頭併せ。僚馬ベクルックスを3馬身追走し、馬場の真ん中を駆け上がり差を詰めると、長く追われてラスト1Fもしっかり反応し、12.1の鋭い脚で伸びて1馬身半先着しました。水分を含んだ時計のかかる馬場でしたが、速い上がりを使えており、全体も自己ベスト更新と好内容の追い切りを消化しました。ラスト2Fのラップは11.7-12.1と後半のピッチアップが目立っており、気配の良さが目立っています。これまで見られなかったラップ推移や自己ベストをマークしている点からも、上昇度は高い1頭です。
メイショウチタン(牝6、武英智厩舎)
6/30(水)栗東・坂路(良)4F53.3-3F38.0-2F24.1-1F11.9(馬なり)
栗東坂路で2頭併せ。僚馬メイショウヒバリを2馬身半ほど追走し、内から差を詰めて馬なりのまま登坂していき、ラスト1Fで追われて1F11.9の好時計をマークして、併せ馬にクビ差先着しました。ラストはやや失速しましたが、時計はこの馬としては速い時計をマークしています。坂路で動くイメージはあまり無かった馬ですが、しっかり動けています。年頭にオープン入りして以降常に上位争いを演じるなど、充実期に入ったという印象があり、追い切りでも行きっぷりが良くなっていると感じます。楽しみを持って挑める状況にあるとみます。