【加付式“連番の法則”】CBC賞など先週の回顧・検証

すでに北海道シリーズは始まっていたが、先週から本格的な夏競馬が始まった。今年は東日本が「福島・新潟」、西日本は「小倉」のみ、そして北海道は「札幌・函館」で行われる予定。開幕週は「第70回 ラジオNIKKEI賞(GⅢ)」が福島で、また例年中京で行われる「第57回 CBC賞(GⅢ)」が、今年は小倉で行われた。

ラジオNIKKEI賞は、4番人気ヴァイスメテオール(丸山騎手)が勝利し法則外決着ながら3連複4.1万・3連単31.6万の高配当。また、CBC賞は8番人気ファストフォース(鮫島克駿騎手)が勝利し3連複1.6万・3連単9.3万。2・3着に2番人気と6番人気の「同枠」2頭が入りこちらは連番の法則「同枠・一組連番」決着となった。

先週一週間の主なニュース

農林水産大臣賞
「第2回競馬功績者表彰」が発表され、藤沢和雄調教師や柴田善臣騎手、尾形充弘JR
A元調教師など6名が選ばれた。
ダノンプレミアム
2017年に朝日杯FSを制し、同年の「最優秀2歳牡馬」にも選ばれた同馬が、引退・種牡馬入りすることが発表された。
木村哲也調教師
いわゆる「競馬パワハラ裁判」において、土浦区検は同調教師(美浦)を「略式起訴」とした。次回の弁論準備手続きは9月10日の予定。
日本レコード
3日の小倉第3R・3歳未勝利戦で1番人気エスコーラ(牡・中内田厩舎)が、芝1800m戦で「1分43秒8」の日本レコードを記録。従来の日本レコードはグランデッツァの1分43秒9(2014年都大路S(京都)当時5歳)。全姉にサラキア、半兄にはサリオスがいる。

では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

7月3日
-福島小倉函館合計出現率(%)
ALL連番1(1)11(1)38.3
一組連番8(4)7(3)6(1)2158.3
同番02(1)138.3
合計9108--
出現率(%)75.083.366.7--
7月4日
-福島小倉函館合計出現率(%)
ALL連番012(1)38.3
一組連番5(1)8(1)7(1)2055.6
同番12(1)1411.1
合計61110--
出現率(%)50.091.783.3--
  • ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
  • ※( )内は“同枠2頭”が入った回数

先週から福島・小倉・函館に開催場すべてが替わっての3場開催。2日間計72レースで「一組連番」が計41レース、「ALL連番」が計6レース、「同番」が計7レースという内訳。2日間全場で「一組連番」が半数以上、「ALL連番」「同番」も平均的に出現し、法則としては夏競馬でかなりの好スタートと言えた。配当的にも100万超2回を含む10万超の高額配当が2日間で計14回と好結果。全体的な場別出現率は、日曜福島のみジャスト「50.0%」であったが、その他「66.7%~91.7%」と高確率となった。全場開幕週ということもあってか、「連番の法則」がかなり決まった週と言えた

中央開催の前半最終週に復調を示した「一組連番」が、勢いそのままに夏競馬に突入。2日間全場で半数以上出現し、土曜「58.3%」日曜「55.6%」、トータルでも72レース中41レース(56.9%)と久々の大出現。さらにお勧めの「同枠・一組連番」も多数出現し、41レース中12レース(29.2%)とほぼ3回に1回は「同枠・一組連番」となった。前述通り、日曜小倉メインの「CBC賞」でも「同枠・一組連番」決着し好配当。10万超の高配当が計11回、内100万超も1回と多数出現した。軸馬の結果次第だが、「一組連番」駆使で複数回の的中もいけたのではないだろうか。

「ALL連番」は、前週の大復活からは落ち着きをみせ、2日間で計6回。「同枠・2頭絡み」も半数の3回出たが、上位人気3頭、特に勝ち馬を1・2番人気が多く占めたため一桁万馬券3回と配当的には低調であった。「上半期まとめ」にもデータとともに記したが、今年の「ALL連番」は好不調の波が激しい。ただ少額投資で続けていれば、必ずや一発回収の高額配当は出現するので、次週以降に期待したいと思う。

前週、配当面に復活の兆しをみせて前半を終えた「同番」は、中でも小倉が素晴らしかった。土日の2日間とも2回ずつ計4回出現し、その内3回が10万超高額配当となった。特に日曜には久しぶりではあったが、以前「同番」の狙い方としてお勧めした2レース連続が出現。連続2レース目の第3Rには3番人気勝利から3番人気との人気薄「同番」(13番人気)が2着に入り159万の超高額配当となった。「同番」1レース目の第2Rでも、勝利した推奨末人気とのお勧め「同枠2頭絡み」で65万配当。さらにいずれも「買い目を絞る際に有効」として記したことのある「同番」かつ「一組連番」決着であったので、実践できた方が居られれば、少額馬券術での夢馬券が叶ったのではなかろうか。「出現傾向や人気薄・同番」を念頭に狙い続けていただきたい。

「万馬券の宝庫・最終R」は、「法則決着」が6回中3回と半数であった。ただ、日曜の法則決着は万馬券に僅かに届かなかったので、土曜の「最終R」狙いが先週は「当たり」と言えた。福島で70万、小倉で10万の高額「一組連番」決着。福島の70万は、3番人気との「一組連番」であったが、勝利したのが「人気薄(13番人気)一組連番」該当馬であったので、的中は難しかったかもしれない。しかし、小倉の10万は1番人気勝利1番人気との人気薄「一組連番」(9番人気)が3着に入ってのものであったので、「2着総流し」などの思い切った最終R狙いが出きれば、的中は比較的叶え易かったと思える。まだまだ一発逆転のチャンスには挑戦し続けてほしい。