小倉競馬の日曜メインはサマーマイルシリーズ2戦目となる「中京記念」です。夏の中京競馬のラストを飾る一戦として知られていましたが、昨年は阪神、今年は小倉で行われ、距離も例年のマイルではなく1800mで行われます。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみたので、人気上位を取捨選択するためにも、各馬を考察してみたいと思います。
ボッケリーニ(牡5、池江泰寿厩舎)
昨年の中日新聞杯を制し、重賞初挑戦にして初制覇を果たしたボッケリーニ。今年初戦の小倉大賞典で2着に好走し、春初戦の新潟大賞典は5着に敗退。ただ、直線の追い比べでやや劣ったものの、休み明けのやや太め残りという状況で、初の新潟で時計のかかる馬場を追い込んで勝ち馬と0.3秒差の5着は大健闘と言えるでしょう。33秒台の持ち時計があり、小倉の1800mなら力は発揮できるでしょう。
カテドラル(牡5、池添学厩舎)
前走の安田記念・12着から巻き返しを狙うカテドラル。今年初戦の東京新聞杯と続くダービー卿CTでいずれも2着に好走、2019年のアーリントンCで2着、同年のNHKマイルCでも3着に好走しており、マイルの重賞戦線で活躍。使える脚は短いですが、小回り平坦の小倉コースは合いそうです。前走の安田記念は相手が強すぎたこともありますが、ペースもスローで出遅れと、展開が全く向きませんでした。このメンバーで小倉が舞台なら、巻き返しの可能性は十分ありそうです。
アンドラステ(牝5、中内田充厩舎)
前走のマーメイドS・4着のアンドラステ。昨年末のターコイズSで2着後は年明けの京都金杯を予定していましたが、左前脚の骨折が判明し同レースを回避。前走は4着に敗れましたが、骨折明けに加え、初の2000mという条件の中、折り合いを欠く場面がありながらの4着は負けて強しの内容だったと言えるでしょう。ひと叩きされた今回は上積みも望めるでしょう。悲願の重賞初制覇となるかに注目です。