【加付式“連番の法則”】函館記念など先週の回顧・検証

夏の小倉前半戦、そして早くも夏の福島最終週となった先週。重賞は、土日函館にて「第53回 函館2歳ステークス(GⅢ)」「第57回 函館記念(GⅢ)」、小倉で「第69回 中京記念(GⅢ)」が行われた。

函館2歳Sは、3番人気ナムラリコリス(泉谷騎手)が勝利し、2着に2番人気カイカノキセキ、3着10番人気グランデが入り連番の法則「同番」決着。さらに、函館記念でも2番人気トーセンスーリヤ(横山和騎手)が順当勝ちを収めたが、2着14番人気アイスバブル、3着12番人気バイオスパークの連番の法則「一組連番」が波乱を演出した。中京記念は法則外決着となったが、函館2重賞で高配当の法則決着をみせた。

先週一週間の主なニュース

香港年度表彰
13日、2020/21シーズン香港競馬の年度表彰が香港JCから発表され、年度代表馬にGⅠ4連勝などのゴールデンシックスティを選出。また最優秀外国調教馬に、2年連続で日本のアーモンドアイが選出された。
スノーフォール
前走、本場の英国オークス(GⅠ)で史上最大着差(16馬身差)の圧勝で話題となったディープインパクト産駒のスノーフォール(牝3歳)。17日の愛オークス(GⅠ)でも8 1/2馬身差の圧勝で連勝を飾り、再び衝撃を与えた。次走は8月19日のヨークシャー・オークス(GⅠ)を予定とのこと。
菅原明良騎手
17日福島5Rで、現役97人目のJRA通算100勝を達成。

では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

7月17日
-福島小倉函館合計出現率(%)
ALL連番00112.8
一組連番5(2)6(2)5(1)1644.4
同番413(1)822.2
合計979--
出現率(%)75.058.375.0--
7月18日
-福島小倉函館合計出現率(%)
ALL連番3(3)1(1)1(1)513.9
一組連番6(1)4(1)7(1)1747.2
同番02025.6
合計978--
出現率(%)75.058.366.7--
  • ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
  • ※( )内は“同枠2頭”が入った回数

福島・小倉・函館での最終3場開催となった2日間計72レースで「一組連番」が計33レース、「ALL連番」が計6レース、「同番」が計10レースという内訳。「一組連番」は通常ペースの出現ながら、「ALL連番」「同番」は再びの好調週となった。組別の上表をご覧いただけば、土曜「同番」日曜「ALL連番」が顕著であったことがお分かりいただけるかと思う。配当的にも前週まで続いた100万超こそ出なかったが、10万超11回とかなりの好調週となった。全体的にみても全場出現率は、土日とも全場で半分以上の「58.3%~75.0%」と高確率出現。先週は「軸馬さえ的中できれば」、どこからでも連番の法則活用でかなりの的中率・回収率アップを果たせたのではないだろうか。

先週の「一組連番」は、満遍なく2日間全場で挑めたであろう。10万超も土曜は全場各1回ずつ、日曜は函館のみであったが2回の複数回。その日曜函館では、冒頭振り返ったメイン重賞「函館記念」で「一組連番」の2・3着が波乱を演出し、3連複4.9万・3連単20万の高額配当となった。前週はほとんどが堅い決着に終わったので、先週は出現回数、配当ともに好調を取り戻せた「一組連番」といえたであろう。

「同番」は先週も好調持続となったが、中でも土曜は福島で1日4回、函館で1日3回と突出した結果を残した。福島の前半2回は堅め決着となったが、「狙い傾向」としている連続出現となった第9・10Rでは、いずれも同番軸馬は推奨人気。配当は第9Rが3連複6.3万・3連単56万、連続2レース目の第10Rが3連複1.6万・3連単17万とともに高配当。さらに函館の出現3回は、すべて10万超の高配当を記録。冒頭記したメイン重賞「函館2歳S」では、勝利した3番人気との「同番」3着馬が10番人気と高配当の立役者となった。好調続く「同番」とはいえ1日2回以上の固め打ちは出来すぎであったが、土曜福島や函館で挑んだ方には、かなりの当たり日となったことであろう。いずれにしても「同番」の出現率・高配当は、夏競馬に入っても依然として顕著である。

「ALL連番」も、前週までの出現数に加えて配当面でも好調を取り戻す傾向をみせた週となった。特筆すべき当たり日となったのは、日曜福島。夏開催最終日となった福島で「ALL連番」が、1日3回。その3回すべてが狙い目傾向としている同枠2頭絡みで、配当もすべて5万超。出現最後のメイン「福島テレビオープン」では、1・2着が「同枠」1・2番人気の超順当結果ながら、3着に14番人気の「ALL連番」該当馬が入り3連複2.8万・3連単10万という高配当。同枠2頭絡みの「ALL連番」を抑えることの大切さ、を示した模範的な結果を示してくれた。「少額投資」の「ALL連番」は、続けて挑めるのが最大の長所である。諦めずに挑み続けてほしい。

「万馬券の宝庫・最終R」は、全6レースで「法則決着」となり、「一組連番」5回、「ALL連番」が1回という内訳。土曜は、3場すべてで「同枠・一組連番」。いずれも推奨人気を軸馬とした「同枠」からで狙い易く、配当も10万超を含め、すべて5万超好配当。日曜は、「一組連番」2回、「ALL連番」1回。こちらもすべて推奨人気を軸馬とした「一組連番」と「ALL連番」で、「一組連番」1回は1番人気3着、「ALL連番」は同枠2頭絡みと推奨馬券術が先週は最終Rでも功を奏した。一発逆転のチャンス最終Rにもアンテナを張って、最後まで諦めずに馬券に挑んでほしい。