【弥生賞2018予想】ジャンダルム、距離不安は父が払拭

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今週の開催から3月に突入ということで、クラシックの香りも少しずつ漂う季節になってきました。今週は牡馬クラシックの今後を占う上で重要なレース、弥生賞が日曜日の中山競馬場で開催されます。

2歳チャンピオンのダノンプレミアムと、同じく3連勝中で負けなしのワグネリアンの対決に注目が集まっていますが「2強対決は両雄並び立たず」という格言もあります。そこで相手として注目してみたいのがジャンダルムです。

母ビリーヴというイメージから、前走のホープフルステークスではG2のデイリー杯2歳S勝ち馬にも関わらず4番人気の評価。1番人気のタイムフライヤーはともかく、直前まで出否も不明だったルーカスよりも低評価だったのはやはり母と兄姉のイメージが強かったのでしょう。

管理する池江調教師は距離が持つように育てていく方針なので、皐月賞の後はNHKマイルカップではなくダービーを目指していきたいところでしょう。その後押しとなるのが父キトゥンズジョイの性質です。現役時代は中・長距離を得意としたアメリカの種牡馬で、ジャンダルムは母系よりもこちらの血統が強く出ている可能性も高いでしょう。

弥生賞は上記2強に加え、藤沢厩舎の2勝無敗馬オブセッションもルメール騎手で参戦ということで、ジャンダルムは今回も距離不安によりまた4番人気あたりに落ち着くかもしれません。追い切りは厩舎の先輩サトノダイヤモンド、サトノノブレスといった豪華なパートナーと行い、両馬相手に先着もしています。

有力馬総崩れは考えにくいだけに、馬連に妙味は生まれにくいレースとなるでしょう。ここはジャンダルム単勝で勝負したいと思います。